
いやあ、もう理屈抜きにカッコいいと思うんだよねえ、艶かしく輝くシルバーボディのFUJIFILM X-T5。別にカメラの色が黒だろうが銀だろうが、それは写真の描写になにひとつ関係ないが、そんなことを超越するのがカメラの形であり「色」なのだ笑
それには、おそらくだけど、僕の初めてのフィルムカメラがシルバーボディのものが多かったことも影響してると思う。Nikon FE、Nikon F2、Leica M3…最初の頃はすべてシルバーボディであり、これが「いかにもカメラらしい見栄え」という刷り込み効果になっていると思う。
でも、これも誰もが通る道だと思うけど、その後こんどは「黒カメラ病」がやってくるのである。みなさん、そうですよね?笑

で、ひと通り黒カメラ病にどっぷり浸かると、人間とは再び原点に帰るというか、嗜好が一周して、またまたシルバーボディがたまらん!という時期がやってくるのである。そう、流行が何周かして再来するのと同じというか、原点回帰は世の常なのだ。
プラ製の一眼レフの時代なんかを経て、しばらく「カメラといえばブラック」という時代が長く続いたが、ここにきてデジカメでもシルバーボディが選べるようにもなった。それこそ、僕がさいきん手に入れたOM System OM-3なんかもそう。いやあ、そそられるよねえ。
でも、そんなOM-3はある意味「シルバーしか選べない」のに対して、FUJIFILMのカメラはブラックボディとシルバーボディが選べる機種がけっこう多い。X-T5もそうだし、X-T50やX-M5もそう。なんなら、ラージフォーマットのGFX100RFまでブラックとシルバーを選べるようにしているのだ。えらい!

他に思い当たるのはSONY a7C系やPENTAX K-3 Mark IIIとかかな。あ、そうだ、最新のSigma BFもやってくれましたわな。いやあ、コストや在庫管理上もなかなか手間がかかるはずだけど、それでもシルバーボディまで選べるカメラというのは、間違いなく相当のカメラ好きが開発してるよね。その証のようなもんだから、シルバーボディは。
まあ、だから何?という話なんだけど、今夜はちょっとシルバーボディの艶かしさというか「誘惑」みたいなことを書いておきたくて、ガッと書き殴ってみた。この話に結論はない。ただ「いいよね、ね」という話だ。今後とも、この「シルバーボディも選べる世界」というのを、なんとか各社、維持していただきたい。そんな独りよがりのポストでした。