FUJIFILM X-T5

朗報。ついにX-T5も、富士フイルムの新フィルムシミュレーション〈REALA ACE〉が使えるように。

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FUJIFILM X-T5

FUJIFILMユーザーに朗報。以前のX Summitでも予告されていたけど、現行Xシリーズ機にもついに最新のフィルムシミュレーション〈REALA ACE〉がファームウェアの更新で使えるように。いやあ、新製品の発表並にうれしいね。

これまで、新しいフィルムシミュレーションが搭載される時は「新発表機種のみに」という、いわば新機種特典みたいなところがあった。もちろん、センサーや画像処理エンジンの違いもあって最新機種だから投入できた新フィルムシミュレーションでもあるわけだけど、ついにその流れに変化が。

そう、今回のREALA ACEは最初にラージフォーマットのGFX100IIに採用された後、APS-CのXシリーズの最新機種であるX100VIにも採用されたこともあって、今回、現行機種の既存Xシリーズにもファームウェアというかたちで提供されたのだ。

FUJIFILM 新フィルムシミュレーション REALA ACE

僕が記憶するに、GFXに投入された新フィルムシミュレーションが、既存のXシリーズにファームウェアというかたちで降りてきたのは初めてじゃないかな。ノスタルジックネガもXシリーズに採用されたものの、それはあくまで新機種の登場時のみだった気がする。(気のせいだったら申し訳ない)

で、早速わが家のX-T5にもREALA ACEを入れてみたんだけど、あいにくの雨で自然光で多くは撮れなかったので、どしゃぶりの雨の庭の写真を数枚だけ載せておこうと思う。晴れたらたくさん撮るので!笑

ひとまず3カットほど。どれも1枚目がREALA ACE、2枚目がPROVIA、3枚目がVelvia。ネガフィルムベースのREALA ACEと、その他はいちおうポジフィルムベースとはなるけど、富士フイルムのスタンダード的なフィルムシミュレーションなので、まずはこの3枚を比較してみた。

◾️1枚目

REALA ACE by X-T5
PROVIA by X-T5
Velvia by X-T5

こうして見ると、まずは緑色の出方が違うことは分かる。そのままいこう。

◾️2枚目

REALA ACE by X-T5
PROVIA by X-T5
Velvia by X-T5

うん、濡れた緑ばかりで1枚目の違いと異なることを言い足すこともないが笑、色鮮やかなポジフィルム系の2枚目と3枚目と比べると、1枚目のREALA ACEはカラーネガらしい少し浅い色味だと思える。

◾️3枚目

REALA ACE by X-T5
PROVIA by X-T5
Velvia by X-T5

このカットがいちばん見分けがつきにくいが笑、まあ悪天候の庭ということでお許しいただきたい。僕にこの繊細な違いを言葉で説明する技術はないが、どことなくREALA ACEの「自然な感じ」に惹かれるところはある。

ちなみに富士フイルムの公式HPでは、新フィルムシミュレーション〈REALA ACE〉はこんなふうに説明されている。

世界初の「第4の感色層技術」を導入したネガフィルム[REALA ACE]がベース。目で見たままに近い忠実な色再現を目指し様々なシーンにおいて使いやすくしながらも、諧調にメリハリを持たせることで立体的な表現が得られます。

過去にネガフィルムのREALA ACEを愛用していた人たちには、そんな写りの記憶と、なにより長年の愛着が、今回の新フィルムシミュレーション〈REALA ACE〉に特別な思いを抱かせるのではないだろうか。

ちょっと作例というにはお恥ずかしい数枚の試し撮りだけど、まあファームウェア更新初日の備忘録ということで。晴れたらまたじゃんじゃんシャッター切ってREALA ACEと戯れたいと思う。

FUJIFILM X-T5

富士フイルムのカメラには、このフィルムシミュレーションという唯一無二の財産がある。今年でフィルムシミュレーションも20周年を迎えるということで、そんな新たな試みが既存のXシリーズへのREALA ACEの提供だったのかもしれない。

次はネガフィルムベースのクラシックネガやPRO Neg Hi/Stdなどとも比較したい。引き続き、このブログ内でそのあたりもお伝えしていこうと思うので、またぜひお立ち寄りを。ではでは。

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