
富士フイルムのカメラはここのところ、どの製品も品薄状態が続いてる印象があるけど、最新のX-T5も昨年末の登場から半年を経過した5/19時点で、メーカーから「想定を上回る注文数で、お届けに時間を要することをご了承ください」とアナウンスがあったようだ。
富士フイルム、「FUJIFILM X-T5」の供給遅れを告知 https://t.co/ME1RSS98p7 pic.twitter.com/bctYaZfVQM
— デジカメ Watch (@dc_watch) May 19, 2023
X-T5は登場時からたしかに「想定を上回る注目」がカメラファンたちからあって、僕も驚いたくらいだ。いわゆる「写真機への回帰」なんてカメラが、動画時代にこれほどまでに注目されるなんて、ちょっと意外なほどだ。それだけ、FUJIFILMユーザーはXシリーズ初期から定着した「写真機らしさ」のイメージに魅せられた人が多数なのかもしれない。
富士フイルムの品薄傾向は、その製品が人気なのももちろんだろうけど、いわゆるグローバルでの部品調達や製造過程で手こずっているのでは?という印象もあるから(個人の想像です)、ここはひとつ次世代サプライチェーン確立に向けてなんとか頑張ってほしい。
と、そんなニュースを横目に、気になる動画をYouTubeで見つけた。FUJIFILM X-H2S使いの写真家さんと富士フイルム・上野隆さんの対談動画である。いやあ、上野隆さんの姿を久しぶりにお見かけして、上野隆さんファンのフジユーザーとしてはうれしいかぎりである。
上野隆さん節が聞きたくてなにげなく見始めた動画なんだけど、写真家のJAY HIRANOさんのお話とパーソナリティも痛快で実におもしろかった。そして、この話の中に登場する製品、X-H2Sもなかなか良いんじゃないかと思ったのである。
FUJIFILM Xシリーズのブラックシップ機のことを「なかなか良い」とか言うと怒られそうだが、僕のような「写真機らしさ」で選ぶとたしかにX-T5になるんだけど、いわゆるモダンなカメラの質感の良さでいうと、X-T2シリーズはやはり圧倒的にいい。
僕もX-T5を購入する時に触り比べたけど、そこは間違いなく「X-H2シリーズのほうが良いもの感がある」とはっきり感じたので。
X-H2Sの「S」はSpeedの意味で良かったよね?(詳しくなくて申し訳ない)。僕は普段、フィルムカメラのようにしか撮っていないスローな写真愛好家なんでSpeed性能なんかに疎いのだけど、このX-H2Sの性能を褒めるプロの方は実に多い。この動画を見て、実はちょっと気になり始めたくらいだ笑。
X-T5の代わりというわけじゃないけど、この機会にX-H2Sなんかに触ってみるのも新鮮な体験なんじゃないだろうか。意外と物理ダイヤルの有無とかを忘れさせてくれる凄さがあるような気がしている笑。なんといってもFUJIFILMが未来を描いた新しいフラッグシップ機だからね。
何事も触って実感してみることは大切なのである。特にカメラは。
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