FUJIFILM Xシリーズ

今となっては、FUJIFILMの精神性までも好きかな。

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FUJIFILM X100

気がつくと最近はすっかりFUJIFILMのカメラたちに惚れ込んでいて、いや惚れ込むというより意識もしていないほどFUJI機が常にいつもそばにあって、たぶんふだん僕のブログやTwitterを見てくれてる人たちからすると、僕は「FUJIFILMの人」になっていると思う。

それはやっぱり、なんかうれしくてね。僕はブログやTwitterにはカメラやレンズの機能性のことはほぼ書いていなくて、それよりもそのカメラがそばにある毎日の心地よさや、日々にリズムが生まれる楽しさみたいなことを書いている。そういう機能より気分みたいなものが伝わってるとしたら、それは共感してくれる人となにか精神性みたいなところで繋がってるような気がするから、それがなおさらうれしいんだ。

FUJIFILMのカメラたちにも同じようなことが言える気がしてね。だって、カメラクラスタの人たちにスペックで訴えかけるとしたら、まずセンサーサイズなんかはメーカーとしてはフルサイズを選ぶよね。オールドレンズを元々の焦点距離で使えるから、レンズの描写にこだわる人にもアピールできるし、画質だってフルサイズのほうがやはり上をゆく。でも、FUJIFILMは手に収まるサイズのカメラらしさや、いたずらに高価にならないAPS-Cサイズをチョイスした。

FUJIFILM X-E4 and X100V

描写にしてもね、写真の仕上げにとことんこだわる人はRAW現像することが常識みたいな流れの中、国内唯一のフィルム販売らしくかつてのフィルムを再現するかたちでフィルムシミュレーションという世界をデジカメの世界に持ち込んだ。これによって、JPEG撮って出しでも気軽に描写にこだわれるあり方を創造してくれたんだよね。実は多くのアマチュア写真愛好家の人たちは、意外と撮って出しで写真を楽しんでいる人のほうが多いんじゃないかと思ってるから、このフィルムシミュレーションの醍醐味というのは、僕はなかなか画期的なんじゃないかと思っている。

つまり、いつも持ち歩いていたくなるカメラというものを、そもそもFUJIFILMのカメラたちは志向してくれてるんだよね。だから、僕は無意識のうちにFUJIFILMのカメラたちを片時も離さず、いつのまにか常にじぶんのそばに置いておくようなライフスタイルになっている。もちろん機能的な技術の投入にも意欲的なカメラメーカーだけど、僕はそのラフさでありデイリーさこそが富士フイルムのカメラの真骨頂だと感じてるんだ。

FUJIFILM X-Pro1, XF 35/1.4R
FUJIFILM X-T2, XF 35/1.4R, PROVIA

たしかに写真を撮るという物理的なことだけでいえば、いまやスマホカメラがあれば相当高精度な写真が撮れるけど、例えば撮る行為自体が楽しいだとか、そのカメラを眺めているだけで幸福感が得られるだとか、あとカメラがあることで日々の行動やリズムが変わってきたりするのは、やはり専用の単体カメラを持っていてこそのおもしろみなんだよね。そんな感覚が、このFUJIFILMのカメラたちと過ごすことで凄く増していった。僕がFUJIFILMのカメラをおすすめする理由があるとするならば、そういう部分だったりするんだよね。

コンパクトさで選ぶならX100シリーズやX-Eシリーズはまさにエブリデーカメラとして秀逸だし、本格的ボディのX-ProシリーズやX-Tシリーズにしたって持ってみると実にコンパクトで手軽に扱いやすい。そんなカメラたちと日々を過ごせば、それはやはりおのずと毎日も軽快になる。そんなことが伝わればいいなと思いながら、きょうもまたブログを書いている。カメラは無くたって生きてはいける。けれど、あるとこれほど豊かさを日々感じさせてくれる道具もなかなか無い。カメラとは肌身離さず使ってみることで最高性能が引き出せるプロダクトなんだよね。

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