このグリップ下部に少し出っ張った後付けグリップがあるのが分かるだろうか。これは富士フイルム製のでミドルサイズのもので、純正だから当たり前にデザイン的にもカッコよくフィットする。
きょうはXF 23mm f1.4Rを装着して撮りたいなと思った時に、そうだ、X-T1と一緒に手に入れた純正後付けグリップを使ってみようと、ふと思ったのである。
装着してみると、重さはそれほど気にならない。そもそもX-T1はかなり軽いので、後付けグリップの重量を足しても大したことがないのと、レンズ部が少し重い分、ちょうど重量バランスがとれるのもある。
で、指を添えて握ってみると、これがまた当たり前に気持ちよくフィットする。中指部分までの引っかかりが圧倒的に増し、まさしく本格的な一眼レフのグリップ部のような吸いつきになる。金属の質感も角が美しく丸められて、ここにもデザイナーのこだわりを感じる。
こうなると、完全に右手にぶら下げたままで撮り歩いても、指がしっかり引っかかった状態で安心感も半端ない。仮に左手を添えなくても、右手だけで少し大ぶりなレンズも振り回すことができる。
こうした後付けグリップを多用している人からすると、いまさら何をそんなに驚いてるんだと言われそうだけど、僕はふだんは身軽派なので後付けグリップはまず装着したことがない。それゆえに、なかなか軽い衝撃だったりするのである。
このX-T1のプロユースを意識した作りの良さに驚いて連日使い込んでるんだけど、この後付けグリップを装着したことでX-T1がますます最強になった、という感じ。重さも気にならないし、これはもうレンズを問わずつけっぱなしでいいかもと思っている。(もちろん、これを装着したままでバッテリー交換もできる)
しばらく、いろんな大小のレンズを付け替えて、グリップの感触を確かめたいと思う。
そういえば、富士フイルムの開発秘話動画のなかでちょいちょいアクセサリーの開発意図みたいなことも熱く語られているのを見たことがあるけど、なるほど、これはこだわりの結晶のひとつかも、とそのモノづくりの熱さみたいなのを再確認できた。
まあ、いまさらX-T1を手にする人も少ないと思うし、その後付けグリップのことはもっとニッチな話かもしれないけど、僕が感動したひとつの記憶の備忘録として、きょうのブログに書き残しておきたいと思う。
いやあ、値段も安いのにいいモノ感あるなあ、しかし。富士フイルムさん、GJ!
★今日の注目商品をチェック!