FUJIFILM Xシリーズ

さて、なんのフィルムでしょう。

FUJIFILM X-Pro3, XF 18/2R

クイズみたいなタイトルになって申し訳ない。実はこの写真、フィルムではなくてFUJIFILMのデジカメで撮ったもの。富士フイルムのカメラに搭載されたフィルムシミュレーションのなかの「クラシックネガ」という撮影モードで撮ったものです。

カメラに詳しい人ならフィルムシミュレーションもクラシックネガもおなじみの機能で、いまさら驚く話ではないと思うけど、カメラに詳しくない一般の人なら「これ、フィルムで撮った写真です」と言っても普通に信じてもらえるんじゃないかと思うけど、どうだろう。

FUJIFILM X-Pro3, XF18/2R

いや、そういう僕なんかも、この写真はフィルムでしょうか?フィルムシミュレーションでしょうか?と聞かれたら、はっきりと言い当てる自信はないな笑。

この場合の「フィルム」とはカラーネガフィルムのことを指してるんだけど、ポジフィルム調の撮影モードというのはカメラメーカー各社にもほぼ存在するんだけど、カラーネガフィルムの描写を追いかけたデジカメ撮影モードは、僕が知るかぎり富士フイルムが唯一だ。

FUJIFILM X-E4, ULTRON 35/1.7 asph L

つまり、もともとポジフィルム的な描写でもあるデジカメの特性からして、カラーネガ的な描写というのはそもそも相性が良くないというか、方向性としてフィルムとデジタルの描写特性の差が最も出るところ。

実際はもっとロジカルに差異を説明できるんだろうけど、僕も含めて一般の素人から見ても、このポジらしさとネガらしさの差が「フィルムとデジタルは別物」と思わせる大きな印象の違いなんじゃないかと思う。

FUJIFILM X100V

そこに果敢に挑戦したのが、国内唯一のフィルム販売会社である富士フイルムの面目躍如なところ。かつてハッピーカラーと言われた日本製フジカラーフィルムの描写を、かつてよりフィルム製造に関わってきた人たちの手も借りて再現に取り組んでいる。

厳密に言えば「再現」ではないけど、こうして僕らのようにかつての富士フイルムのフィルム写真の描写に魅せられてきた人間たちに、その気分を提供してくれていることは、僕なんかは個人的には本当にありがたいなと思ってる。

FUJIFILM X100V, Classic Neg.

時代が変わればモノも変わる。ましてや営利目的もある企業なら、需要がそれほどないフィルムの種類や価格の維持もむずかしい。そうだとしたら、フィルム販売会社としてデジタルの世界でも提供できることはないか?。そのひとつの解答がクラシックネガの開発だと思ってる。

フィルムもどきみたいに片付けるのは簡単だけど、僕はいい意味でフィルムとフィルムシミュレーションの境界線の曖昧さに期待している。カメラの世界に限らず、デジタルの進化は「アナログに近づくため」の進化とよく言われる。それこそ、理論的には無理なんだろうけど、フィルムの描写にほぼ近づいたデジカメ写真の登場にいつまでも期待したいのだ。テクノロジーの超進化には、そういうことこそ大いに期待したい、うん。

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