FUJIFILM X-T5これはあくまで僕個人のFUJIFILM観だけどね。最近登場しているブラックシップのX-H2系やX-S20なんかはバリバリの最新ミラーレス機だからね。
モードダイヤルを採用した最近のFUJI機をきっかけに、他社システムからXシステムに移行したという声もけっこう聞くから、Xシリーズが誕生して10年を経て、FUJIFILMのカメラが他社の老舗カメラメーカーと肩を並べたと言えるのかもしれないね。
僕の場合は、FUJIFILMのXシリーズの生い立ちも含めて、「写真機、FUJIFILM」が好きで愛用しているタイプ。フィルムカメラの形や操作性、撮影所作が好きで、デジタルカメラにもシームレスにそれを求めるんで、そうなるとダイヤルオペレーションのXシリーズのカメラたちがとてもしっくりくる。
そんなだから、タイトルにも買いた通り、FUJI機のことをミラーレスだと強く意識したことはなくて、ただただ「写真機」として認識しているところがある。つまり、ミラーレスが使いたいと思ったわけじゃなくて、デジタルでも写真機が使いたいと思った結果、FUJIFILMのカメラを使っているという状況だ。
そういう意味でいうと、僕の中では愛用するNikon DfやLeica M8と同じ部類としてFUJIFILMのカメラたちを見ていて、ミラーレスというジャンルで区分分けしていないじぶんがいる。それはたぶん、X-ProシリーズやX100シリーズの光学ファインダーやフィルムシミュレーションの印象も大きいと思う。
FUJIFILM X-T5現代の「売れるカメラ」という観点で言えば、動画性能も極めたマルチユース型のカメラが売れ線なのだとは思うけど、写真には写真撮影ならではの時間の流れ方みたいなのもあると思っていて、そういう豊かさを求めると「写真機」をコンセプトにしたカメラはやっぱり気持ちいい。
最新のハイテクカメラ全体に求めたりはしないけど、どのカメラメーカーにも「写真機」というジャンルが一部でもラインナップされていると、ちょっと文化的な空気の継承にもつながっていくのかなと個人的には思ってるけど、どうだろう。
それこそ、フィルムカメラの時代から写真機をリードしてきたNikonには、噂されるレトロデザインのNikon Zf？の開発も含めて頑張ってほしいところである。この流れにCanonが参戦して、これぞザ・写真機みたいなジャンルが生まれると、昨今のフィルムカメラを求めるユーザーも巻き込んでユニークな空気が生まれると思うんだけどなあ。
とまあ、完全に個人的な空想であり妄想の話でした。
