FUJIFILM X-T5 レビュー

SG-imageのf0.95の新作レンズが3万円ほどだったんで、ボケ好きとしては試してみようと。

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SG-image 35mm f0.95 Xマウント用とマイクロフォーサーズ用

最初に断っておくと、まだ手に入れたばかりなので作例みたいな写真はほぼ無いので、あしからず。ひとまず、こんなレンズがお得だったので、いくつかのマウントで試してみようと思った、という備忘録のようなものである。

このブログでもよく書いてるけど、僕の場合は「ボケが好きなので、カメラで写真を撮っている」といっても過言じゃないくらい、無類のボケ好きだ。

いまどきだとスマホでもAI的に擬似的なボケ風写真は撮れるが、やはり実物の明るいレンズと大きめのセンサーのカメラが描写してくれるボケの抑揚は、スマホカメラでは得ることのできない世界なのだ。

FUJIFILM X-T5, SG-image 35mm f0.95

そんなだから、僕が日常的に使っているレンズはほぼ単焦点レンズばかり。しかも、明るいレンズには目がない。

とはいえ、明るいレンズになればなるほど値段も高価で、最高に明るいf0.95あたりになるとライカあたりだととんでもない高値になる。けれど、ここ数年、そんな超明るいレンズの世界を中国製レンズたちがでの届く値段での提供に各社挑戦している。

SG-image 35mm f0.95もまさにそんな一本で、APS-C用とはいえ価格は3万円ほど。最新のf0.95に挑戦したレンズがこの値段であればいくつかのマウントで試してみたいと思い、僕は富士フイルム用のXマウントとマイクロフォーサーズ用の2マウントを購入してみた。

OM System OM-3, SG-image 35mm f0.95

f0.95のレンズを2種類のマウントで同時購入して試してみるなんていうのは、この値段じゃないと絶対にあり得ない。そういう意味では、趣味の世界でカメラやレンズを楽しむ僕のような人間には、実にありがたく遊びがいのある製品なのである。

ちょっと調べてみると、SG-imageというブランドは2023年に深圳で立ち上がったということで、まだかなり新しいメーカーだけど、以前からOEMでレンズを長年製作していたらしく、その意味では描写性能については実績がある模様。たしかに、他の製品も過去に試したことがあるけど、僕の中ではけっこういい印象だ。

FUJIFILM X-T5, SG-image 35mm f0.95
FUJIFILM X-T5, SG-image 35mm f0.95
FUJIFILM X-T5, SG-image 35mm f0.95

日本国内では、焦点工房さんのグループ会社の2ndfocusさんが扱っているので、保証などアフター面も安心な製品といえる。僕も購入にあたっては、2ndfocusさんに質問や相談など対応してもらい、値段の割に描写性能はかなり良さそうと感じたので、マウント別に2本購入してみることを決めた。(フードはサードパーティ用を別に購入した)

APS-Cだと換算53mm程度、マイクロフォーサーズだと換算70mm程度ということで、絞り開放値が明るいうえに、標準域と中望遠域でボケの趣きをそれぞれ楽しむことができる。MFレンズで、EVFのなかでニュルニュルとピントが合って被写体が浮かび上がってくる様子は、それだけでご飯が何杯が食べられそうなおもしろみがある。

デザインはもうちょっと洗練されるといいなとも思うけど、金属製でビルドクオリティそのものは生真面目に作られている印象なので、撮っている時の感触としては描写性能と共に悪くない。いや、個人的には想像よりかなり好印象である。

OM System OM-3, SG-image 35mm f0.95
OM System OM-3, SG-image 35mm f0.95
OM System OM-3, SG-image 35mm f0.95

Xマウント用は過去に7Artisansのf0.95も試したりしてるけど、マイクロフォーサーズでこれだけ明るいレンズは初体験。いわゆるボケないマイクロフォーサーズ機でどこまで深いボケを楽しめるか?という点でいえば、マイクロフォーサーズ用が特に楽しみかな。

というわけで、試し撮りした写真はまだ少ないけど、これから夏本番と秋冬へ向けて、ちょいちょいこのレンズを出動させて、いろんなクセなどをつかんでいけたらと考えている。レンズの明るさは自由度の広さでもある。いろいろ試していきたい。




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