
2月の初めに新OM-3が発表されて以来、プロの方からアマチュアの写真愛好家まで、多くの人々がかつてのオリンパス機のことも振り返りながら、懐かしさと期待とで盛り上がっているように見える。
そんな僕もフィルムOM-1Nへの郷愁も含めてOM-3には大いに共感し、発売の日を楽しみにしている。
フィルムカメラとしてのオリンパスももちろんそうだけど、僕の場合はデジタルカメラもOLYMPUS PEN-Fが現行機だった頃から使ってきたので、いちおうデジカメについてもオリンパスファンだったと言っていいんじゃないかな。

PEN-Fに愛着があった分、OM SYSTEMのカメラにはこれまで縁がなかったのだけど、このOM-3が発表されたことで自然とOM SYSTEMのことを意識するようになったし、なんならOM-3きっかけでOM-1 Mark IIのことも気になり始めてることは白状しておこう笑
そんな、OM SYSTEMがきょうはレンズのロードマップも発表していて、なにやら元気さを感じる。勢いが出てきた感じかな。なんかこの流れ、NikonがZfcの発表を契機に俄然盛り上がっていった流れと似ているなと。Zfcの効果だけじゃもちろん無いと思うけど、勢いのひとつだったことは間違いないんじゃないかな。
加えて、きょうはYouTubeで吉村和敏さんのOM機の紹介動画も見たりして、かつてのオリンパス機と、こんどのOM SYSTEM機がいい感じオーバーラップし始めている。やはり、その道は繋がっていると感じる。
そう、時としてあるひとつの製品がブランド全体を大いに活気づけることがある。今回はOM-3がそんなジャンプ台みたいな存在になって、OM SYSTEMへの注目と期待を形成しているように思う。うん、素晴らしい。
オリンパスに思い入れと思い出はたしかにあるけど、その意思とバトンはOM SYSTEMに継承されたわけだから、僕はこんどは新たなOM機に注目していきたい気持ちになってきたし、心の中でどこか応援したい気持ちもある。カメラ界に大いに刺激を与える勢いを、いまはOM SYSTEMにも感じるから。

そんな気持ちにさせてくれたのも、OM-3の発表がきっかけだ。同じような心持ちの人たちもけっこういるんじゃないかな。かつてのフィルム時代のOM機が、大型の一眼レフ機たちの中にあって身近さやフットワークの良さを提供してくれたように、OM SYSTEMにも独自のポジショニングを確立して、写真界のひとつの旗手になってほしい。
うん、楽しみだ。がんばれ、OM SYSTEM。
