
発売から3ヶ月ほどが経過したOM System OM-3。手に入れた当初はいち早く慣れるために毎日のように持ち出していたが、最近はそれも落ち着いて、適度な出動頻度になっている。
感覚的にはPEN-Fの時の出動頻度と同じ感覚かな。いろんなカメラをローテーションして楽しんでる僕の中では、やはりフルサイズ機やAPS-C機がメインになっているけど、そこにマイクロフォーサーズ機がたまに顔を出すという感じだ。
でも、感覚的にPEN-Fの時よりもOM-3のほうが出番が多いのは、やはり防塵防滴仕様になっていることも大きい。これまでの僕なら雨の日のカメラといえばPENTAX機がほとんどだったが、そこに頼もしいOM-3が加わり、雨の日のカメラ選びに選択肢が増えた。

描写については、これもPEN-Fの時と同様、モノクロプロファイルが好きだ。プリセットのモノクロモードはぜんぶで4種類あるが、そのなかでも気に入ってるのが「モノクロプロファイル2」。強めのコントラストと粒状感が、それこそ森山大道さんや中藤毅彦さんのあの感じを彷彿とさせる。
逆にいうと、カラーの描写については3ヶ月経ったいまでも「これだ」という設定が僕はまだ見つけられていないとも。使い始めた頃はカスタム設定でネガフィルム調の描写なんかも試していたけど、いまは原点に帰りプリセットのカラープロファイルをいろいろ試し比べているところ。



カラーについてはいわゆる各種フィルター設定もかなり多く選べるんだけど、どれもちょっと味付けが濃いので、自然体な描写が好きなじぶん的にはほぼ使っていない状態。
多機能なのを使いきれずダメなユーザーだったりするけど、まあフィルム時代のOM-1の面影を感じながらOM-3を使っている人間なので、結局は「シンプルな写真機」としての使い方がベースになっている。

さて、今週からはいよいよ梅雨も本格的にやってきそうで、ふだんならカメラを持ち出す頻度も減るところだけど、今年は防塵防滴性能が頼もしいこのOM-3がある。梅雨が明けたら、その先にはいよいよ夏が来るけど、汗や急な夕立のことを考えてもOM-3は心強い。
夏に向けては、ちょっとカラー描写の探究も「夏休みの宿題」としてしっかり行い、OM-3をさらに手足のようにより使いこなしていきたい。