![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/A0264275-9757-4FC2-9375-11B0B6A8E619.jpeg)
僕はもともとJPEG撮って出してしか撮らない無精者なので、FUJIFILMのフィルムシミュレーションはほんと好都合で、そこがフジ機にたどり着いた大きな理由のひとつでもある。
以前からフジ機は使っていて、最初は少し独特のトーンのクラシッククロームを多用していたと思う。単純に他のカメラでは撮れない分かりやすい描写だし、なんとなく「っぽく」撮れるから、まあ分かりやすくハマってたんだよね。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/FA1C6DD7-CF8E-440E-8BD8-9E0477EF986E.jpeg)
その後は、ACROSが搭載された時にX-E3も分かりやすくハマった。そして、最近ではクラシックネガが使いたくてX100Vを購入したりね。
でも、いまは一周まわってというか、結局のところPROVIA/スタンダードがいいなと思って、カスタマイズもせずに素のいちばんベーシックなフィルムシミュレーションを使ってることが多い。手元にあるフジ機がXシリーズ初期のものが多いのもあるんだけど、なんかね、心地いいんだよね、PROVIAの自然な感じが。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/4D80E7F1-8485-4C64-A29A-94024D124CA5.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/56802C74-6962-431C-81A2-A9466E56D9C4.jpeg)
まあ、こうしてなんの変哲もない日常の散歩道なんかでシャッター切ってるからかもしれないけど、その時の流れを記憶するのにPROVIAがいちばん素直な気持ちで向き合える、そんな感覚といえばいいだろうか。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/A461661A-F3B0-44A1-A12F-5E01F4222A18.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/74D1DADB-243A-4D49-8DA0-6B769800E655.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/20A96D07-A7C1-4E20-917E-F0E319DE2B04.jpeg)
ほんとに何も設定はいじっていなくて、XF 35/1.4Rの開放かオートで絞り優先モード、ホワイトバランスも露出もオート、露出補正だけ-0.3にしてあるけど、基本はスタンダード中のスタンダード。まあ正確にいうと、そのフィルムシミュレーションの原点みたいなものを確かめてるという感じかな。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/140B39F0-D50D-4506-9F17-96956399FB0D.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/63A90E86-684C-430A-8CE4-B388573E6643.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/28AA6477-7F48-4BC9-AAEE-C2C9D484BD7C.jpeg)
それは、やっぱり富士フイルムが考えるフィルムシミュレーションのありようみたいなものを確かめてみたいと思うじぶんがいるからなんだろうね。だから、あえて素のフィルムシミュレーションに何かを足したり引いたりしたくない。そのままの開発者の意図を感じたい、そんなイメージ。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/D6637030-1C21-4CEC-B6D4-50A8DFE0F93B.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/42538E66-05CF-419F-87F6-885673BD9EA8.jpeg)
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/01/E04DFD6C-F89A-4617-91AD-847175E5A134.jpeg)
フィルムシミュレーションのほうはもうしばらく原形の描写を追いかけたいと思ってるけど、カメラ操作のほうはそろそろマニュアル撮影も織り交ぜようと思ってる。X-T2の描写の癖みたいなものも少しずつ分かりかけてきてるから、あとは微妙な描写の抑揚を確かめるのはやはりマニュアル操作がいい。
なんだか、これだけ多機能で豊富にカスタマイズできるデジカメ時代に、こうもスタンダードなスタイルにハマるのもどうかとは思うけど笑、そういうカメラの使い方にも適応してくれる富士フイルムのカメラたちは、とても包容力のある製品たちだなと思うんだよね。このブランドは間違いなく相当のクラシックカメラ好きだよ。