FUJIFILM Xシリーズ

フォクトレンダー NOKTON classic 35mm f1.4 II SC VMのレビューのようなもの。

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FUJIFILM X-Pro3, NOKTON classic 35/1.4 II SC

まあ、あくまでレビュー「のようなもの」であって、詳細レビューと誇れるものではないんだけどね。でも、このレンズを手に入れて以来、ブログにはまだ書いていないなとふと思い、近所の散歩にしか連れ出してはいないのだけど、一度記しておこうと思う。

まず、なぜこのレンズを手に入れようと思ったのかだけど、その最初の伏線になったのはFUJIFILM X-E4が登場した時に富士フイルムの公式サイトで見た一枚の商品写真である。

FUJIFILM X-E4, 公式HPより

上記の富士フイルム公式サイトをかなり下の方までスクロールしてもらうと、アクセサリー紹介のところに、このノクトン・クラシックを装着した写真がさりげなく掲載されているのである。え?富士フイルムの公式サイトなのに?と思ったんだけど、このX-E4というカメラの立ち位置を表現する解説としては、どんな詳細な記述よりも、このノクトン・クラシックとの組み合わせの写真一枚がすべてを物語ってる気がした。そういうカメラらしいカメラだよ、ってね。

FUJIFILM X-E4, NOKTON classic 35/1.4 II SC

フジのレンズも、またフォクトレンダーのレンズも何本かすでに持っていたから、X-E4を購入する時はボディだけを手に入れて使っていたんだけど、その後にX-Pro3を手に入れたこともあって、ちょっと使い回すレンズのバリエーションもひとつ増やしたいなと思い、ずっと心の中にあったノクトン・クラシック35mm f1.4がここで再浮上してきたというわけだ。

FUJIFILM X-Pro3, NOKTON classic 35/1.4 II SC
FUJIFILM X-E4, NOKTON classic 35/1.4 II SC

こうやってFUJI機たちに装着してみると、なんというか「いかにもカメラらしい収まりの良さ」にどこか心がホッとする。やっぱり僕はクラシックなスタイルのカメラが好きだし、富士フイルムにしてもコシナ・フォクトレンダーの人たちにしても、その嗜好性みたいなものは同じなんだなと再確認するよね。僕が富士フイルムとコシナに共感するのはまさにそういう部分なのだ。

FUJIFILM X-E4, NOKTON classic 35/1.4 II SC

肝心の写りのほうは、まあ評判的な写りを分かりやすくお見せするとしたら、こういうオールドレンズ的なフレアやゴーストが出る表現かな。僕はMC(マルチコーティング)とSC(シングルコーティング)が選べるなかで、よりクラシックな写りを再現したSCを選んだから、逆光なんかでフレアを楽しみたい?人なんかは、SCが期待に応えてくれると思う。

あと、僕のは改良型の「II」だけど、ノクトン・クラシック自体は改良前のものからそれほど写りの質は変わっていないみたいなんで、より安く手に入れるなら改良前の初代レンズで全然OKじゃないかと思う。どんな点が改良されているのかとか、詳しいスペックは上記のコシナのサイトでチェックしてみてほしい。

FUJIFILM X-Pro3, NOKTON classic 35/1.4 II SC

レンズに詳しい人ならご存知だと思うけど、このノクトン・クラシック35mm f1.4は、いわゆるズミルックス35のオマージュ的レンズと言われていて、その描写目的で購入する人もいる。僕はズミルックスは50mm 2ndしか使ったことがないから35mmのズミルックスの描写とは比較しようがないというか、先述した通りX-E4との相性はコシナ・フォクトレンダーのレンズが好きで手に入れたんで、ズミルックスと比較するというよりはノクトン・クラシック単独の描写を楽しんでいる。

FUJIFILM X-E4, NOKTON classic 35/1.4 II SC

比較してるということでいえば、フォクトレンダーのレンズはカラースコパーとウルトロンを使ってるから、その描写の違いはやはりおもしろいなと思うし、富士フイルム純正のAFフジノンレンズとの比較という意味でも、やはりMF単焦点レンズは味わいという点で何本かは持っておきたいところ。「カメラで撮ってる」っていう味は、まさに富士フイルムのXシリーズ同様、十二分に楽しめると思うよ。

FUJIFILM X-Pro3, NOKTON classic 35/1.4 II SC

まあレビューというにはあまりにも言葉足らずではあるけど、冒頭に書いた通り詳細レビューではないのでそこはご容赦を。それよりもなによりも、このレンズはシンプルに楽しいぞ、ということが伝われば僕はただただうれしい。決して安くはないけど、かといってべらぼうに高価なわけでもないので、趣味のカメラやレンズを楽しむいい落とし所としてチェックしてみてはどうだろう。けっこう幸福になれると思うな笑。

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