いやあ、実にカッコいい眺めだ。K-1 Mark IIとFA Limitedレンズの組み合わせは、これぞPENTAXという「らしさ」をプンプンと放ってくる。この姿を見たいがために連れ出すところも正直あるくらいだ。
そして、FA Limitedレンズは、これまた素晴らしい艶やかな描写を見せてくれる。僕のFA Limited 三姉妹レンズはフィルム時代のsmcタイプだが、それがまた「らしさ」を助長する。
そして、極めつけはカスタムイメージング「リバーサルフィルムモード」だ。この3つのワードが揃ったら、僕の中のPENTAXモードにそれこそスイッチが入る感じ。シャッターがすすむのである。
PENTAX機は「色のりが良い」とよく言われ、それは「鮮やか」や「ナチュラル」ですでに独特の発色を見せてくれるわけだけど、さらに色の存在感わを強烈に放ってくるのがこの「リバーサルフィルム」モード。僕が最も好む「PENTAXらしい色」だ。
いわゆるリバーサルフィルムのような透明感を感じさせながら、ウェットな質感というよりは「元気」が出る感覚というほうが近いかもしれない。そう、ビタミンカラーのような。
冬の晴れた朝だと、まず持って光学ファインダーの中の世界がまぶしく美しいわけだけど、それに加えてシャッターを切った瞬間にこのその画像がリバーサルフィルム色でモニターに現れると、本当にドキッとする。そういうパワーがこの3つの組み合わせの世界にはあるのだ。
僕はもうこれ、シャッター切るたびに「これヤバいだろ…」とブツブツとひとりごとをつぶやきながら辺りを散歩してるんで、まわりの人も薄々「あいつ、ヤバい…」と思っているかもしれない笑。
まあ大丈夫。それほどまでに思わず声が洩れるシャッターが切れてるわけだから、じぶん的には少々変態と思われようが万々歳である。
三連休がきょうで終わることだけがちょっと寂しいが、もう少ししたら今度は桜の季節がやってくる。桜色についてはリバーサルフィルムモードだけじゃなくて、ナチュラルや里びでも撮ってみたい。このK-1 IIの官能的なシャッター音と、FA Limitedレンズの少々元気な駆動音を聴きながら。
そう、また尊い春がやってくる。まさに写真の季節の到来である。
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