Leica M-P typ240

モノクロ気分な日曜日。Leica M-P typ240 × Summilux 50/1.4 2nd

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Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

モノクロ気分な日曜日。Leica M-P typ240 × Summilux 50/1.4 2nd

カメラとか写真は不思議なもので、どれかをしばらく使い続けると別のものが使いたくなる。フィルムで撮り続けてたらデジタルで撮りたくなるし、一眼レフで撮り続けてたらレンジファインダーで撮りたくなる。僕の今朝の気分はここのところカラーで撮り続けてたからモノクロで撮りたいと思い、デジタルたちを連れ出した。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

連れ出したのは、Leica M-P typ240とOlympus PEN-F、そしてLeica X2だ。なぜ3台も、ということになるんだけど、どれも残り電池が少なかったから予備で3台持ち出したんだよね。と、この3台の写真をTwitterにポストしたところ、ある人から「フィルムは無いんですね」と言われ、あ、僕はフィルムの人と思われてるんだなと思ったんだけど、実は首からLeica M3もぶら下げていたので、まあ正確に言えば4台と一匹のなかなか賑やかな朝散歩となった。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

僕はモノクロで撮りたいと思った時はデジタルを持ち出すことが多い。いや、ほとんどそうかな。モノクロフィルムはなかなか現像環境が身近に整っていないんで、撮る時はカラー現像機でC-41現像ができるILFORD XP2 400だけどそれなりに高価なんで、デジタルを持ち出すことのほうが断然多いかな。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

僕はシャッター切るのが好きで大量に撮るから、特に代わり映えしないいつもの散歩道の光景を撮るのに高価なモノクロフィルムはバンバンは使えない。それからするとデジタルはほんとありがたく、量を気にせずシャッターを切りまくることができる。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

僕の所有するデジカメたちはどれもモノクロの描写がなかなか良くて、それも大いに気に入っている。Leica M-Pのフィルムモードの白黒はJPEG撮って出し派のために用意されたようないい味の描写を楽しませてくれる。ここにあげている写真たちはすべてM-PとSummilux 50 2ndで撮ったものだけど、どうだろう。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

ここのところはずっとそんなこと書いてるけど、僕の中ではデジタルで撮ることはフィルムで撮ることの妥協ではなくて、ほんとデジタルもフィルムも特に意識せずにシームレスに行き来して撮っている。最新テクノロジーで作られたカメラが面白くないわけは無くて、デジタルにはデジタルの楽しみもある。それを教えてくれたのが最初はRICOH GRであり、Nikon Dfであり、デジタルライカであり、最近手に入れたOlympus PEN-Fだったり。どれもほんとに素晴らしい。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

僕の場合はフィルムカメラをやったおかげでデジタルが好きになったタイプのにんげんだから、フィルムとかデジタルとか意識せずに楽しめているのかもしれないね。思えば最初はRICOH GRの28mm広角スナップでモノクロに目覚めたんだっけかな。あの精密かつ緻密なモノクロ写真のクールさにゾクゾクした。そこから自然の中でもモノクロ特有の光と影を探してモノクロで撮りだしたんだよね、それまで以上にね。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd
Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

そうそう、昨日Twitterで平野勝之監督から「シャッター中毒は貴重」だということと、僕の場合は「視覚の運動」として写真を撮っているように見える、と言っていただいた。僕はほんとシャッターを切る瞬間が大好きで、誤解を恐れずに言えばシャッターが切りたくていつもカメラを持ち歩いている。だから、目の前の光景が平凡でもかまわずシャッターは切る。それが「生きてる」って思う僕の呼吸や瞬きのような行為だ。その時、アナログチックな操作で撮れるフィルムカメラやフィルムライクなデジカメたちはとても心地いい相棒であってくれるんだ。

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