Nikin Z fcにキットズーム Nikkor Z DX 16-50VRを装着する組み合わせは、印象としては本当に驚くほど「軽い」。その軽さこそがこのZ fcが掲げるカジュアルというコンセプトの真骨頂だし、特に女性や若い人に気軽に外へ持ち出して欲しいというニコンの狙いでもあるんだけど、カメラ慣れした男性なんかにはある意味「軽すぎる」という面もあるかもしれない。
Twitterなんかを見てると、お店でキットズームの実機を触ってみたら、なんかプラ感があって想像していたフィルムカメラらしさと違った、みたいな声もちらほら見かける。それは数日前のブログにも書いた通り、カメラに重厚感とかを求める人たちからすると、そういうギャップはたしかにあると思うし、僕もそこは想像したよりかなり「カジュアル」な方向に振られたZ fcに少し驚きもした。
とはいえ、Z fcの魅力は、その軽さにあることは間違いない。女性の声なんかを拾ってみると、フィルムカメラやデジカメだとどうしても重くて鞄から出すのも億劫だったけど、Z fcなら本当に軽くて首から下げて歩いてもキツくないので、どんどん写真が撮れる、とも。それは、何物にも代え難いZ fcの魅力だし、メリットなんだよね。つまり、Nikon的にはコンセプトがしっかりイメージしたユーザー層に届いているのである。
けれど、どうしても「カメラにはある程度の重みみたいなものを求める」という、たとえば僕のようなおじさん層で、それでもZ fcのクラシックなスタイルを謳歌したいという人には、レンズで補うという手がある笑。少しフロントヘビーにはなるけど、ちょっと重みのあるレンズを装着すると、割といい感じでずっしり感が出る。
僕の場合だと、写真のようにフォクトレンダーのウルトロンを装着してみたんだけど、そうするとカメラ全体に見た目通り(フィルムカメラのあの重み的な)ずっしり感が生まれる、ちょっとプラ感っぽい軽さをためらってた人にも、これなら雰囲気も出るんじゃないかな。見た目も、レンジファインダー向けのLマウントレンズということもあり、アダプターを介してもあまり巨大になりすぎず、ちょうどいい感じだったりもする。
そのうち、単焦点レンズキットの28mmスペシャルエディションも出てくるだろうけど、そちらもたぶんレンズ重量はかなり軽いんじゃないかと思われるので、マニュアルフォーカスでOKなら、適度に重みのあるオールドレンズなんかを装着したほうが、見た目も、写りも、重みも、Z fcのさらなる一面を楽しめると言えるかもしれない。キットレンズのようには寄れない接写距離だったりするけど、そういう制約もまた楽しい。Z fcがどうも軽すぎる、と思ってる人は、レンズでまた印象も変わるよ、という話でした。
追伸)そうそう、こんなシルバーのZマウント単焦点シリーズも予定されてるようで、そういう楽しみ方もあるかもしれないね。少し重みがあってもいいくらいだけど、どうなんだろうね。
Nikon Z fcを買ったの❓
TTArtisanはzマウントを準備しますよ!
乞うご期待。😊#Nikonzfc #NikonZmount #TTArtisan pic.twitter.com/Fkj8BrGv5F— PERGEAR Japan (@pergear_japan) July 30, 2021
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