ここのところ、僕の中ではブラック&シルバーの組合せがマイブームなのである。カメラを趣味にすると、誰もが一度は黒カメラ病に苛まれると思うし、僕もこ多分に漏れずそれを通過はしたのだけど、それを通り越した先にあるんだなあ、このブラック&シルバーへの原点回帰みたいなものが。
いや、僕だけかなあ。といっても、そもそもカメラなるものはフィルム時代からシルバーボディに黒の革張りで構成されているものがスタンダードだったから、めずらしいというよりど真ん中のスタンダードだったりするわけだけどね。
でも、プラボディの一眼レフの頃からかな、カメラは黒一色で仕上げられることがほとんどになって、シルバーを施すカメラはどちらかといえば少数派になり、いまではブラックかシルバーか選べるカメラは貴重だ。
レンズも同様で、レンズでシルバーも選べるブランドとなると、それこそPENTAXくらいしか思い浮かばない。ライカも復刻モデル的に発表することはあるけど、いずれにしてもかなりの少数派だ。
だから、ブラックボディのミラーレス機なんかにシルバーのオールドレンズを組み合わせた姿なんてのが、やけにカッコよかったりする。絶妙のアンバランス感といえばいいだろうか。ちょっとハズした感じが、なんともいえずクールに見えるのだ。
ボディとレンズをブラック&シルバーの組合せにするのもいいけど、ボディがシルバー&ブラックならそもそも「らしい」から、レンズの色に関わらずそそられるということもあって、僕はボディもシルバーを選ぶことが多い。そして、シルバーであることが趣味性も上げてくれているように思う。(あまりプロの方が黒じゃないカメラを持ってるイメージはないものなあ)
あと、単純に僕がフィルムカメラを始めた頃の機材が、Nikon FEもNikon F2 アイレベルも、Leica M3もKonica C35も、ぜんぶシルバー&ブラックのボディだったという刷り込みも大きいとは思う。じぶんの中で、写真やカメラの原点に帰ろうとしている感じがあるんだと思う。
というわけで、きょうの話に結論はないんだけど、シルバー&ブラックの機材は「ソノ気になれるぞ」という話ということで。いやあ、しかし、何度見てもカッコいいな、この組合せ。
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