2024年の夏は、きょうから夏休みを迎えている。学生の頃のように長くはないが、短くもない程度は連休が続き、連日の暑さと冷房でくたびれたカラダを癒すにはありがたい数日間だ。
そんなカラダのチューニングにあてたい夏休みのことを考えていたら、前々から少し検討していた自転車の入れ替えを思い切って行おうと思い立ち、なじみの町の自転車屋さんへ出向いて自転車を新調した。
まあ、このブログをみてくれてる人は特に自転車には興味はないと思うので、自転車のスペックのほうは置いといて、「カメラと自転車」のことについて少し書き留めておきたい。
僕が自転車を趣味として乗り始めたのはロードバイクからだけど、その購入動機というのは「カメラを持ってもう少し遠出してみたい」という理由からだった。
車に乗ってカメラと遠出するのもいいのだけど、歩くのと車の「中間」のような場所に立ち入って写真を撮ってみたいと思ったのだ。まあ結果からすると、一眼レフ機はさすがに背負うには至らず、RICOH GRやフィルムコンパクト(Konica C35やRollei35)が多かったけど。
そう、ロードバイクはやはり走りに徹したマシンでもあるので、なるべく軽量がいいし、コンパクトなカメラでも少々負担に感じたりする。でも、せっかく遠出するならもう少し大きなカメラも楽しみたい。そんなこんなで、最近はもっぱらクロスバイクに乗っているのだ。
クロスバイクならさすがにロードバイクほどはスピードも出さないし、ストイックに走りに没頭するというよりはもう少しマイルドな走りになるので、例えばFUJI機やM型デジタル、小ぶりなレンズ交換式ミラーレス機なんかも肩から背中にぶら下げて走ることができる。
いや、ロードバイクでも物理的にはできるのだけど、あのスピードで転倒でもしようものならカメラやレンズもいかれてしまうので、もう少し挙動に余裕のあるクロスバイクくらいがちょうどいいのだ。
クロスバイクなら街中を割と臨機応変に走ることもできるから、個人的にはロードバイクよりも冷や冷やせずに走れる(僕はロードバイクで車道を車といっしよに走るのはちょっと怖いと思ってる派なので)というのもある。ペダルと連結したビンディングシューズを履かない安堵感もある。
自転車ならではの走破性の気持ちよさ、やサドルの上からの普段と違う眺め、風と一体になるような爽快感を感じつつ、一方で写真を撮ることを考える心の余裕が持てるのが、僕にとってのクロスバイクの良さ。気負わず撮影と走りの両方を楽しめるというわけだ。
自転車の世界もまた、カメラと同じように実に多彩な種類のアイテムがあるから、道具をいじって楽しむという点でも「カメラと自転車」の両方を趣味として謳歌している人も多いと思う。
両方ともお金をかけすぎるとちょっと歯止めの効かない沼な危険性はあるが笑、ほどよく遊び道具くらいに考えれば、これほど大人の趣味に適したセットも他にない。
さすが夏はちょっと暑くて自転車もカメラを背負うのもきびしいところがあるけど、もう暦のうえでは秋の入り口だったひもするから、秋の準備に自転車のことを少し調べ始めてみるのも愉快ではないだろうか。
いや、きょうもまったく余計なお世話のような話だけど、カメラがあるなら、そのカメラと少し遠出して楽しむ移動手段としての自転車のことを少し書いてみた。カメラはある意味「最高の脇役」でもあるから、いろいろな組合せが楽しめるのだ。
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