SIGMA SD15

Foveon機のSIGMA SD15とSuper Takumarの撮影は、実に心地よかったよ。

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SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

先日手に入れたSIGMA SD15は高倍率ズームでしばらく撮っていたんだけど、やはり明るい単焦点レンズを試したくて、SAマウントのレンズを探していたんだけど、これが案外タマ数が少なく、価格もそれなりにする。

どうしたものかと考えていたら、なにやらマウントアダプターを介せば、M42レンズが使えるらしいことを知る。M42?、だったら手持ちのAsahi PENTAX SPFにつけているSuper Takumarが使えるじゃないか!と。早速、焦点工房さんにアダプターを注文したら爆速で届いたんで、試し撮りに出かけたわけである。

いやあ、めちゃくちゃ軽快で楽しかった。鼻先が軽いレンズだと、SD15はこんなにも軽快に感じるのかと。シャッター音すらも軽快に感じるから不思議だ。

SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

アダプターが届いた昨夕は日没まで時間もなくて、なにかワケが分からないままそれとなく撮ってたけど、今朝は土曜日で時間もあるんで、庭で適度な露出の出し方もそれとなく予習できて、あとは小難しいこともなく普通に撮ることができた。

感度は100か200に抑え、絞りはほぼ開放で絞り優先モードにし、レンズの開放値に合わせてボディ側も手動で同じ開放値にセット。これだとかなり明るめの描写になるんで、僕は露出補正を−1.7に下げたらちょうどいい塩梅の描写になったので、そのまま撮り続けた感じ。これで合ってるのかな笑。

SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

アダプターのほうもいたって簡単だ。スクリューマウントのM42 Super Takumarにクルクルと差し込んで装着したら、あとはボディに通常のレンズのようにカチッと装着するだけ。SD15はセンサー面にカバーがのっかっていてレンズとの間が狭いから、装着時にそこだけぶつからないように慎重に。あとはほぼ特別な所作は必要ない。

SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

Foveonセンサーの色味がやはり独特の色のりなので、撮影モードはビビッドではなくスタンダードを、ホワイトバランスは晴天をチョイス。思った通り、スタンダードな色味で十分濃厚さは感じられる。

SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

Super Takumarの開放付近のあまい描写も、ボケ好きの僕には実に好ましい雰囲気。オールドレンズらしい隙がある感じがFoveonとも凄く相性がいいと思った。いかにもフィルム写真の描写をリスペクトしていますという感じの、どこかノスタルジックで人間味のある写りは、なんだかホッとして心地いい。

SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

オールドレンズはふだんはミラーレス機であるFUJIFILMかSONYのカメラで楽しんでるけど、こうして一眼レフで楽しむということも新鮮だし、Foveonセンサー機をファインダーをのぞきながら撮れるというのもやっぱり正解だった。その独特の描写が見たくて、背面モニターは常にオンにして撮っていた。

SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8
SIGMA SD15, Super Takumar 55/1.8

SIGMA SD15も、Super Takumarも、そしてアダプターも、どれも安く手に入れられるものばかり。それで、こんな味わい深い体験ができるなら、間違いなく買いだろう。この先、欲しい新品のカメラを手に入れるまでの貯金期間に、こうしてオールドデジカメとオールドレンズの組合せを楽しむのもなかなか賢い選択だと思う。

というか、この組合せ自体に惚れて、なんか他の新しい機材たちが目に入らなくなるかもしれないけど笑。機会があれば、ぜひその濃厚な写真体験を楽しんでみてほしい。というわけで、続報はまたこのブログで。

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