いやもう、ライカ爺とか言ってごめんなさい。でもねえ、やっぱり歳を重ねてライカを愛するひとたちの話って、その思い入れの深さと、なんというか人生を一周した気負いの抜けたゆとりみたいなものを感じで、しみじみ聴き入っちゃうんだよね。
そうだな、サントリー・ウェイティングバーでライカ談義をしてるような。(古くてごめん笑)
ここ数日間、ほんとフィルムライカの動画をいろいろ見ていて、もう共感しまくりというか、僕自身もライカ片手に空シャッターを切りながら、もう片方の手にはBeerを持って「んー、分かる!乾杯!」とか言ってるから笑。
というわけで、いくつかフィルムライカを語る動画を載せておくので、ライカ爺と自称する人たちはぜひご覧くだされ。
もうね、動画の作りもピュアというか、皆さん、とにかくライカのことを語ることがいちばんなんで、特に凝った編集などすることなく動画を作ってるところが、かえって心地いいんだよね。
で、ところどころに個人的な思い入れのフレーズがいろいろ入っていて、そういうところがまた、レトロなバーでライカ談義してるような気にさせるんだよなあ。
どうです、たまらなくないですか。この聞いていて妙に安堵感のある語り口が、ほんと心地いいんだよね。
なんか、中古カメラ店でベテランの店員さんとライカ談義してるような安心感といえばいいのかな。
ライカ愛が滲むその動画の作り、同じカメラ好きの一人としてほんとリスペクトです。
最後の動画は、動画の本職、BSフジさんが作られた早田カメラの早田さんの番組動画。BGMもナレーションもクラシックな香りがプンプンして、思わず浅草に飛びたくなる笑。
ライカは時代を経ても色褪せないカメラ。当然、現代の若い人たちのハートもしっかり掴んで離さないわけだけど、やはりね、こうして長い年月を経てライカと生きてきた人たちの話っていうのが、まるで古い写真を眺めてジンとするような、とても懐かしい気分に心洗われる。
写真って、やっぱり撮った瞬間から古くなっていくものだから、ヴィンテージな空気がとてもしっくりくるんだよね。
きょうはもうブログを書くつもりはなかったんだけど、動画を見てたら思わずもう一本、ブログを書いてしまった。
でもね、こういう動画たちは決して派手じゃないけど、ライカと戯れる人たちのリアリティあふれる貴重なカメラ史の軌跡でもある。
タイトルには「ライカ爺のひとたちへ」と書いたけど、本当は若い人まで一人でも多くの人に見てほしいな。