カメラへの思い

ちょっと手ブレしてるくらいのほうが「生きてる!」って感じする。

アフィリエイト広告を利用しています
Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

まあこれはあくまで僕の嗜好なんで、ちゃんと撮ってる人からはお叱りを受けそうだけど、撮影後に写真をずらりと眺めていると、なぜか手ブレしてる写真なんかにぐっと目がいくのである。

そもそも僕がクラシックなカメラを好むのは、「世の中的には失敗写真かもしれないけど、じぶん的には好きな写真」というのが撮れる確率が、クラシックなカメラのほうが多いというのがある。

それこそフィルムカメラで撮ってる時は手ぶれ補正なんかないし、感度も上げられない。僕程度の腕前だと必然的に手ぶれした写真がけっこう紛れ込むのだ。でも、それが僕的にはご褒美というかお菓子の「おまけ」のようで、なんかうれしいのである。

そんなだから、僕はむしろ「手ぶれ補正機能がないカメラ」が好みだったりする。現行ミラーレス機でも僕が使っているFUJIFILM X100VやX-Pro3は今どき珍しく手ぶれ補正がない。その分、ボディをフィルムカメラのように薄くできるのもいいし、なによりフィルムカメラのように手ぶれ写真が撮れる確率も上がる気がして、個人的にはニンマリしていたりする。

手ぶれ補正機能の無いカメラたち。

この手ぶれとかピンボケを好んで、低感度で絞りやシャッタースピードも手ぶれするギリギリの設定で撮っている、という人が以前Twitterのタイムラインの中にいて、あゝ分かるわ〜とちょっとニヤニヤしたりも。その人も言ってたけど、狙った手ぶれはやっぱりダメで、あくまで自然に手ぶれした感じがいいと力説していた。これもまたよく分かる。

まあカメラメーカーの開発者の方々が聞いたらほんと怒られそうだが、そういう嗜好の人間もわずかながら存在することを知っておいてもらえたらなと思う。だからといって手ぶれしやすいカメラを作ってくださいというワケではないのだけど笑。

でもほら、スナップの場合だと、あまりにカチッとした写真だとちょっとあざとさも感じて恥ずかしいというか(誰もそんなに注意して見てくれてるような写真ではないけど)、撮ってる本人的には偶然性のおもしろさも含めて自然な光景を切り取りたいわけです。みんなはどうなんだろうなあ。

そして僕は明日も明後日も、またちょっと手ぶれした写真が混じることをひそかに期待して、クラシックな仕様のカメラを持って辺りを撮るのである。変かな。いや、いいのいいの、僕のスナップライフは究極の自己満足なんで笑。

★今日の注目商品をチェック!

関連記事