いやもう、これが本当に最後のメリークリスマス。XF 35mm F2 R WRがやってきたのである。そう、たしかに2日ほど前、XF 35mm f1.4 Rを手に入れたのだから、なにも同じ焦点距離のレンズを買い足す必要はないのだけど、そこは明確に理由があったのである。そう、このWRと付いたレンズは防塵防滴なのである。
XF 35mm f1.4 Rは想像した通り、とろけるようなボケの素晴らしいレンズで、少し大ぶりなボディのX-T2にもよく似合うんだけど、防塵防滴ではないんだな。でも、X-T2が防塵防滴で天候に左右されず持ち出せるのに対して、レンズが防塵防滴でないのはもったいない。だとしたら、例え吹雪でも安心して持ち出せるレンズが必要だと写真の神様が降りてきたんだよね。
これからの真冬突入の季節、防塵防滴のフジノンレンズがあれば、楽しみの幅は確実にひろがることは間違いない。せっかくだから天候に左右されず外に持ち出せるところまでは環境を整えておこうと。実はこのレンズ、僕は買い戻しなんだよね。以前、X-Pro1を使っていた時に使用していたレンズなんだけど、その時はオールドレンズが主だったから、このフジノンレンズにそこまでこだわりがなかった。けれど、いまあらためてFUJI機に魅せられてる僕としては、神レンズと呼ばれるXF 35mm f1.4Rと同様に、やはり持っておきたい一本だったんだよね。
このレンズ、防塵防滴であることも心強いけど、摂氏マイナス10℃までの寒冷条件の中でも使うことができる。X-T2もそうで、つまりX-T2とXF 35mm f2 R WRの組み合わせなら、それこそシーンを選ばすFUJIFILMのあの描写が楽しめる。しかも、XF 35mm f1.4Rと比べると格段にAFスピードが速いから、街撮り用のコンパクトなX-E3にも合わせられる。
いやあ、ここはまんまと富士フイルムさんの戦略に乗せられちゃったなと笑。実際、X-E3に装着すると恐ろしく高速かつ正確に使えることを実際に触って確認したから、これはもう思い切ってクリスマスプレゼントとしてじぶんに贈っておこうと考えたんだ。おかしいかな?、多少おかしいかもしれないね笑。でもクリスマスとはそういうもんだよね。
XF 35mmの「f1.4R」と「f2 R WR」の違いの詳細はこちらの記事を参照してもらうとして、この二つのレンズが揃ったおかげで、僕のFUJIFILMライフはなかなかのパワーアップをしたわけである。FUJIFILMユーザーの人ならきっと分かってくれると思ってる。さすがに今夜はもう遅いから、f2 R WRの試し撮りは明日の土曜日の朝にするとして、今夜はまずはそのプロダクト性能をいろいろ確かめているところなのである。
しかしアレだな、FUJIFILMのレンズたちはAPS-C仕様のマウントなわけだけど、フジノンレンズを使っているかぎりでは、フルサイズじゃないとかそんなセンサーサイズのことはどうでも良くなる。フルサイズであるとか、APS -Cであることなどは気にならなくなる、不思議な力を持ってるんだよなあ、やはり。
というわけで、今年のクリスマスもあと残りわずかなこのタイミングで、僕はXF 35mm f2 R WRも買い足す(買い戻す)に至ったのある。そんなことは大したことじゃないと言われるかもしれないけど、僕にとってはけっこうどうでも良くないことで、防塵防滴の差だけじゃなくて、写りの質感の違いも堪能しながら年を越したい、そんな気分の2020年のクリスマスなのである。
それにしてもFUJIFILMのボディとレンズのラインナップはけっこう秀逸で、すべてにおいて違いをしっかり見出せる構成になっているんだよね。僕はすっかりそのFUJIFILM機のワールドに浸ってしまった。これらのレンズの真の撮り比べは、また明日の朝からというこで、まずは二つのレンズの重さやフィーリング、それぞれのレンズの性能や使い分けのシチュエーションの違いなどを調べながら、来年のことをいま、考えはじめている。2021年はいいイメージしか無いのである。