カメラへの思い

クラシックなスタイルのカメラが好きなのは、しょうがないですね。

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たまにこのブログ「記憶カメラ」をのぞいてくれる人はもうお分かりだと思うけど、僕はクラシックなスタイルのカメラが好きだ。この場合の「スタイル」というのは、クラシックなデザインであり、クラシックな撮影所作だったりだ。

そのベースにあるのは、やっぱりフィルムカメラ体験だ。ノスタルジックを引きずってどうする?と言われそうだけど、これはもうしょうがない。あのフィルムカメラで撮るシンプルな写真機との対峙が、ある意味僕の中の「写真撮影」なのである。

じゃ、フィルムカメラで撮ればいいじゃないかとも言われそうだけど、まあ一般庶民ゆえ、そう湯水のようにはフィルムでシャッターは切れない。僕の場合は、毎日の何の変哲もない朝晩の愛犬との散歩でさえバンバンとシャッターを切るので。

FUJIFILM X-Pro1

ある時期まではフィルムカメラとGR(デジカメはそれ一台)だけで撮っていたんだけど、さすがに光と影の実験のようなシャッターのぜんぶをフィルムで繰り返すのはどうなんだ?と思い至り、そこから「だったら、デジカメをフィルムカメラで露出を楽しむように撮れば、けっこうおもしろいんじゃないか!」と中古のデジカメを手に入れてテストの日々。以来、こんな感じなのである笑。

まあ、そんなだから、写りのほうもいかにも現代的なデジカメの写りはあまり好みではなく…(これは、その違いを説明するのもむずかしいのだけど)。じぶんなりに写りのほうも古いデジカメやオールドレンズなんかで、どこかノスタルジックな描写を追い求めたりしているのである。なかなか、上手くはいかないのだけど笑。

でも、気分はけっこうクラシックなスタイルを楽しめてるとは思う。いや、気分は大事なのだ。だって、趣味で楽しんでる写真でありカメラだからね。気分がのれば、趣味の写真は必ず違ってくると思ってる。抽象的だけど、写真とはそういういろんなものが写り込むものだと考えてるから。趣味の世界とは「気分」をナメてはいけないのである。

Nikon Dfとオールドニッコール

話はアレだけど、個人的に「写真とは撮った瞬間から古くなっていくもので、それゆえにノスタルジックであることが心地よく感じるのは写真の真理」だと思っている。だから、古い時代の写真に魅せられるし、それを撮った古い時代のカメラやレンズに惹かれる。そういう機材で撮れば、ちょっとタイムスリップできるんじゃないかってね。

それが、僕の中の写真であり機材である。まあ、完全に時代についていけていない古いタイプのアマチュア写真愛好家だけど、きっと世の中には僕と同じような嗜好の人も少なからずいるだろうと、日々こうしてブログを書き続けたりしている。そして最近、写真にクラシックなスタイルを求める人がひそかに増えてるんじゃないかとも感じているのである。

Leica M8 , Elmar M 50/3.5

そうそう、若い人たちの間で、綺麗に写りすぎないのがいいと古いコンデジが人気?になっていたり、高価でもあいかわらずフィルム写真とフィルムカメラが人気だったり。この趣味の世界は、ある意味最先端のプロ機の進化とは別物の「写真」なのかもしれない。どちらも「写真」と呼ばれるが、そこは違う気分が流れているのだ。

どうだろう。この話に正解や結論はないのだけど、なぜ僕がクラシックなスタイルのカメラを好むのかという話の延長ということで。きょうのところは以上。この話はまだこのブログのなかでこれからも延々に続いていくと思うので。

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