見た目からして文字通り「大口径」なガラスの塊のようなレンズ、七工匠の7Artisans 50mm f0.95がひょんなことから僕の手元へやって来た。
ひょんなことからと言っても、まあ要するにぶらりと立ち寄った馴染みのカメラ屋で店員さんと雑談してるうちに衝動買いしてしまっただけであるが。
さて、このレンズ、僕にとっては初めて購入する中華レンズになる。Nikon Z fc用にViltroxの中華レンズも持ってるんだけど、じぶんでお金を出して購入する中華レンズとしては初めてなのである。
別に中華レンズに悪いイメージがあったわけじゃないんだけど、マニュアルフォーカスのレンズはフォクトレンダーのものが好みで、なんとなくこれまで七工匠や銘匠光学といったレンズを手にする機会がなかったのだ。
でも、ふとショーケースのなかで目についたこのf0.95のレンズは、なんとなくその佇まいもフォクトレンダーを思わせる質感があって、ちょっとマットなカラーリングも僕の目を引いた。試しにX-Pro3と合わせてみたのがマズかった笑。シンプルに「あ、なんかこれ、いいじゃん」と。
さすがガラスの塊というか、けっこう重みがあって、それが高級感も感じさせる。ピントリングのトルクも実にヌルッとして心地いい。それでいて値段を見ると3万円しないのである。いや、3万円は安くないけど、f0.95がその値段となると話は別である。
もういい、それくれ!みたいな笑。店員さんも「はやいですね笑」と笑ってたけど、とにかく「確かめたい派」の僕は、そのプライスで打ち出してきたf0.95なる描写をFUJI機で試したかったのである。一刻も早く。
というわけで、僕の元へこの見るからに大口径な7Artisans 50mm f0.95がやって来た。このレンズのスペックほか詳細は、すでに他の方たちがたくさん記事や動画を上げていると思うのでそちらを見ていただくとして、僕はおいおいこのブログの中で使用感や作例的な写真を綴っていきたいと思う。
Slice of life
試し撮り。
FUJIFILM X-Pro3
7Artisans 50/0.95
クラシックネガ pic.twitter.com/1kFGheQBuI— 記憶カメラ (@KiokuCamera) September 1, 2022
それにしても、APS-C用とはいえ、あのノクチルックスと同じf1.0を切るレンズが3万円もしない金額で試せるなんて、なんか時代は進化してるとあらためて気づかされる。中国の深圳で七人の匠たちが興したベンチャー的企業が放つ、カメラ界へのチャレンジとも言える大口径レンズ。
Twitterに数枚、試し撮りの写真をポストしてみたけど、たしかに開放は甘いんだけど、それを楽しみたくなる遊び心がこのレンズにはある。嫌いじゃないぞ、そういう甘く隙のある描写。
◎つづきは、また後日このブログで。
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