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ロシアンオールドレンズ「Jupiter-8」を再購入したことは昨日のブログに書いたので、気になる人はそちらをみてもらうとして。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/12/F094F8D7-7796-4A88-9886-0014BCED29E8-320x180.jpeg)
ひとまず、久しぶりにあの描写感覚を確かめたくなって、家の近所を少しだけ撮り歩いてみた。
装着したのは、オールドレンズにはもってこいのコンパクトなレンズ交換式ミラーレス、FUJIFILM X-E4。ご覧の通り、なかなかよく似合う。
![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2021/12/791D707C-CDA7-4444-A1BE-349D0DE7C241.jpeg)
まず1枚目は、いかにもオールドレンズらしい開放ボケの写真から。
まあこの写真はあえて玉ボケが激しく出そうな背景を選んで撮ったんで極端に暴れてるけど笑、でもこういう「らしさ」を求める人にはJupiter-8は分かりやすく応えてくれる。
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あいにく太陽が出ていない天気だったんで、光と影の交錯は写しきれなかったけど、そんな日でもオールドレンズならこうしてボケの描写を楽しむこともできる。
久しぶりの試し撮りだったんで、基本すべて絞り開放でいろいろ撮ってみたけど、レンズの癖を最大限楽しむなら、開放でもF2と落ち着きがあるんで、いつでも開放付近で楽しんでもいいレンズだと思う。
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ボディのほうの設定は、FUJIFILM X-E4で絞り優先モード、フィルムシミュレーションは基本、クラシックネガで撮ってみたけど、どうだろう。
もともとクラシックネガで撮ると、カラーネガフィルムの雰囲気の描写が気軽に撮れてお気に入りなんだけど、オールドレンズと組み合わせると、よりその雰囲気は「らしく」なるかもしれない。
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焦点距離50mmでF2といえば、すぐ思い浮かぶのはライツのズミクロンだろうけど、このツァイス・ゾナーのコピーといわれるJupiter-8のそれは、端正なズミクロンの描写と比べるとボケの暴れ方も少しヤンチャで、僕にはこちらの50/2のほうが性に合ってる気がする。
フィルムで撮った場合は、逆にズミクロンがちょうどいい塩梅に滲む気がするから、Jupiter-8は少し絞って撮ったほうがしっくりくるかもしれない。
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しかし、なんといってもJupiter-8はコスパが良くて、ズミクロンの1/10程度の価格で手に入り、それでいてある意味分かりやすくオールドレンズらしさを味わえるから、僕なら断然Jupiter-8をまずはおすすめする。
こういうスニーカーのようにラフに付き合えるレンズが一本あると、その辺の散歩もとても楽しく豊かなものになるし、それこそコンパクトなカメラに常用で固定して、散歩から街撮りスナップまでJupiter-8で絞りを変化させて撮り続ける人生とかは、かなりクールだと思う。
僕個人的に、安い機材で空気感のある写真をラフに撮るというのが最もクールだと思っていて、そういう日常スナップを撮る人たちの写真が好みなんだけど、そういう意味でもこのレンズは注目のレンズの筆頭だ。
古いレンズなんで、グリス抜けなどしてる個体も多いけど、程度の良いJupiter-8を見つけたら買いだと思う。たぶん、この「らしさ」にやられると思うよ笑。
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