まあ、まだX-T5が手元に来て3週間ほどしか経過していないから、あくまで現時点での個人的な見解なんだけど、結論から言うと僕の手元にはまだX-E4がある。
たしかにこんどのX-T5はスペック以上に感覚的にはかなりコンパクトで、EVFのFUJI機という点でいえば、X-E4の代わりになると言っても決して言い過ぎではない気がする。事実、X-E4をX-T5に入れ替えるという声もTwitterなんかでは見受けられて、なるほど、そういう見方もあるのかと思ったり。
そう思わせるほど軽量コンパクトに仕上げてきたX-T5が凄いとも言えるんだけどね。
で、僕もそのことが頭の中に残っていて、先日、じぶんなりに確かめようとX-T5にコンパクトなレンズ、FUJINON XF 18mn f2 Rをつけて、ちょっとストリートに持ち出してみた。スナップシューターとしてX-E4の代わりになるのか?と考えてね。
いや、実際、驚くほどX-T5はコンパクトに振り回せて驚いた。大ぶりなレンズを装着すれば高画素機としてハイレベルなミラーレス機としての性能を如何なく発揮するんだろうけど、僕のようにコンパクトなレンズをつけてスナップを楽しむ人間にも、これが見事にフィットするのだ。
そういう意味でいえば、X-T5はスナップシューターとしてX-E4の代わりに十分なり得る。ちょっと目から鱗というか、凄いことだよね。
でも、なんというのかな、物理的には代わりになり得るんだけど、気分的にはX-E4じゃないと体感できないラフさもあるな、と僕は感じたところもある。それはX-T5ほど高画素機じゃなくてもいいという思いとか、手ぶれ補正がないほうがリアリティのあるスナップが撮れるとかね。
これは僕がフィルムカメラの延長線上でFUJI機を楽しんでいるところも大きい。綺麗に撮りたいとか、そういうものとは異なるところでカメラやレンズを選んでいるということなんだけど。んー、このあたり、ニュアンスを伝えるのがむずかしいのだけど、つまるところ、X-E4の「らしさ」は、それはそれで唯一無二のものかと。
とはいえ、X-E4は一年半という短いスパンで販売を終了していて、軽量コンパクトなX-T5が出たいま、X-E5という後継機が出るかどうかも定かではない。もしかしたら、富士フイルムとしてはクラシックなEVFのコンパクト機はX-T5に統合するつもりかもしれないしね。
あと、スナップシューターという意味でいえばコンデジのX100シリーズもあるし、X-Proシリーズもある。X-Proシリーズについていえば、僕はX-Pro3の後継機としてX-Pro4が出るとしたら、それはコンパクト化して出てくるんじゃないかと思っていて、そうするとX100シリーズやX-Eシリーズともかぶってくる。そのあたり、ちょっと読みづらいし、とても興味深くもある。
でも、それよりなにより、X-E4には思い入れもあるし、X-E4でしか撮れないラフなスナップがあるとも思ってるんだよね。なので、現時点では僕の中ではX-E4はキープ。まだ全然古くもなっていないんで、なにかの下取りに出す都合でもないかぎり、手放す理由はないかなと思ってる。
なんか、この二つを比較検討している人には参考にならない意見かもしれないけど、これが僕のいまの率直な気持ち。まあつまり、あいかわらずX-E4ラブなのである笑。
いや、それってなんか感傷に浸っていないか?という疑いもあるので笑、いまもX-E4を触り直しているし、明日の朝、またX-E4を持ち出してみてあらためて確認してみようとは思ってるんだけどね笑。
また、惚れ直す気がしてならないけど。
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