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昨日の続きのブログになるけど、僕のもとへやって来たX-E4と早速、試し撮り散歩へと出かけてみた。週末だから家の近所の、ほんとただの散歩道だけど、それでも楽しいんだよね、このX-E4というカメラと撮り歩くと。それが、このカメラのすべてな気がする。
せっかくだから、レンズキットのズーム XC 15-45mm F3.5-5.6をつけて出かけてみることにした。ふだんはほぼ単焦点レンズでしか撮らないからどんなもんかと思ったけど、いやあ、良かったな。新鮮だった。換算で22.5-67.5mm、広角と中望遠を使い分けるようにシャッター切る感じは悪くない。ある程度絞って撮るレンズだから描写にキレもあるし、なだらかにほどよくボケる感じも背面モニター上でも美しくて、なかなかハイな気分になる。
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その後、こんどはレンズを明るい単焦点のXF 35mm f1.4Rに付け替えて、また少し撮り歩いてみる。いや、休みの日とはいえ、ここまで立て続けに撮り歩けるのは、やはり単純に「X-E4は、ただただ撮るのが楽しい」と思えるからなんだよね。
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グリップが無くなったことで持ちづらさ云々という声もあるけど、それはたしかに普段からグリップのあるカメラを使い慣れてる人に対して言えることで、僕らのようにそもそもグリップなんか無い頃のフィルムカメラで撮ってるような人なら、なんら問題ない。というか、このグリップが無い指先の収まり具合が妙にフィルムカメラっぽくて、僕はこれ利点だと思った。
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で、せっかくだから、もう一本常用のレンズであるXF 35mm f2R WRも試しにつけて撮ってみた笑。ここまでの写真はすべてフィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮ったものを載せてきたんだけど、ここからはETERNAブリーチバイパスとACROSも混ぜて撮ってみた。そう、まさにフィルムを入れ替える感じでね。
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X-E4の「撮る楽しさ」の話に戻ると、とにかく軽快な「リズム」が良いんだよね。軽くてコンパクトなのはもちろん、さっき話したようにグリップの無い感触がいかにもフィルムカメラのアノ感触で、自然と左手でカメラを包み込むような持ち方になり、右手は添えるように構えるから、そのフィルムカメラ的スナップ感覚が良いんだろうね。
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あとはね、小気味いいシャッターフィールも撮るリズムを楽しくさせる。基本的には感触はX-E3と同じだけど、X-E4のほうが少し音質が低音に感じて、それが外気の中の屋外で撮るとマットな音質になって心地いいんだ。スパンスパン!とシャッターを切っていくリズムが五感に気持ちいい。そういう「形」「手の中の収まり具合」「シャッターフィールと撮るリズム」のすべてが、実に僕らフィルムカメラに慣れた人間たちにはジワジワと来るものがある。
そうだなあ、動画ももちろん撮れるカメラではあるんだけど、僕的にはX-E4は「デジタル寫眞機」といった感じじゃないかな。それも単に郷愁的な古いものとも違う、とてもモダンな香りのする寫眞専用のカメラ。ただただ「撮るのが楽しい」というカメラの存在は相当貴重だと思うんだよね。まあ、僕ならX-E4のそのモダンな寫眞機の姿を眺めてるだけでも何杯か呑めそうだけどね笑。
まあ、そういう話をしちゃうとなんか機能まで写真専用なの?とか思われちゃうかもしれないけど、そこは最先端カメラなので僕が触れていないだけでご心配なく笑。まあでも、このX-E4だとMFのオールドレンズつけたくなる人が続出だろうなあ。だって、ほぼフィルムカメラだから。