カメラへの思い

むしろ、一眼レフは貴重な存在になりつつある。

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PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX-M 35mm f2

あっという間の一週間で、さて、週末がやって来る。そんなマッハのように流れる現代にあって、じっくり写真を撮るひとときというのは、よりかけがえのないものになっていくのかもしれない。

そう考えると、週末のゆっくりと流れる時間の中で、じっくりと光学ファインダーの中の世界と対峙しながら一枚一枚シャッターを切る一眼レフ機との語らいは、なによりの精神安定剤であり癒しだ。

ここニ、三年でカメラの世界は一気にミラーレス化した。それは動画の隆盛もあってハイテク化にも大きく貢献したと思うけど、果たして趣味のカメラにそんなにハイテク化を求めていたっけ?という思いもなくは無い。

Nikon Df, Nikkor-S Auto 50/1.4

むしろ、毎日がハイテク化の渦の中にあるデジタル社会だから、週末くらいアナログな感覚を呼び戻したいというか、人間らしさみたいなものをチューニングし直したいと僕なんかは思う。

まあ古いタイプの人間なんで、そう思うのは致し方ないとも言えるんだけど、若い人たちの間でフィルムカメラやフィルム写真が面白がられたりしていることを考えると、アナログらしさを追い求める感じはなにも古い人間たちの嗜好ではなく、この時代を生きる人間みんなが感じることなのかもしれない。

フィルムもかなり高価になって、フィルムで得られる最上級の癒しはちょっと継続がむずかしいと思う人もいるだろうけど、だからといって写真そのものから遠ざかるより、デジタル一眼レフ機なんかでアナログ感覚を呼び起こすのもいいんじゃないかな。

PENTAX K-30, smc PENTAX-M 50/2

あの濃密なファインダーの中の光景、あのショックが脳に心地いいシャッター音。そして、少し手の中にずっしりとくる機械らしさが詰まった重み。あゝこれだよこれ、という何かが一眼レフにはある。僕はそうな風に感じながら、いまでも一眼レフとのひとときを楽しんでいる。

写真やカメラ、レンズに関しては、新しければ良いというものでもなくて、そこにノスタルジックさやクリエイティブな感覚があることが重要だ。そう考えると、一眼レフは過去のものではなく、いまだに貴重な「ジャンル」だ。

たまにフィルムカメラを手にするように、たまに一眼レフを手にしてみる。それだけで、じぶんの中に眠っていた何かが目を覚ます。そう、週末はじぶんを蘇らせる二日間なのだ。

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