FUJIFILM X-Pro3いや、なにをそんなとぼけた事を言ってるのかと思われるかもしれないが、僕のようにすでに愛用している人間は今さら入手のための情報を調べたりしないんで、実際そういうことに疎いのだ。
なんとなく日々Twitterを眺めてると、それとなくX-Pro3がディスコンになったよう…みたいな感覚はあるのだが。
で、気になっていちおうAmazonで検索してみると、まだ新品で買えるみたいだね。生産は終了してるけど、在庫が残ってるところではまだ入手可能ということなのかな。
こうなると、X-Proシリーズのカメラが欲しい人は「次のX-Pro4が出るまで待つか」ということになるんだろうけど、案外X-Pro3をいま手に入れておくというのも選択肢としては全然あるんじゃないかと僕なんかは思ったりもする。
FUJIFILM X-Pro3 背面のサブ液晶それくらいX-Pro3は個性的でユニークな存在だ。隠し背面液晶にフィルムホルダーのようなチャーミングな背面小窓。いい感じでヴィンテージ感のあるチタン外装と塗装。手ぶれ補正を載せないことで得られるジャストな厚み。そして、ちょうどいい画素数。これはこれでひとつの完成形なんだと思うんだよね。
なにより、世代が変わったからと言って急に古くなったりするキャラクターのカメラでもない。いま、X-Pro1やX-Pro2を使っている人でX-Pro3に嫉妬してるなんて声も僕は耳にしたことがない。そういう意味では、ちょっと珍しいタイプのカメラかもしれないね。
富士フイルムのカメラは、高画素化の流れもあってレンズも世代交代が進みつつあるけど、旧型のレンズたちはルックスといい写りといい、これまた少しクラシックなほうが味があったりもする。そういうレンズ群が似合うという意味でも、X-Pro3は絶妙な存在だったりするのだ。
僕個人でいうと、X-Pro3が壊れでもしないかぎりは、X-Pro4に買い替えるつもりは今のところ無い。もともと古いカメラが好みというのもあるけど、ここ最近思うのは「カメラは壊れでもしないかぎり、買い替えたりしなくていいんじゃないか」と考えたりしてる。使い込む道具とはそういうもんじゃないかと。
FUJIFILM X-Pro3壊れるまでと思って使い続けていたら、いつの間にか10年モノ、20年モノになっていた…とかって最高にカッコいいじゃないですか。そうなるとボディも使い込まれた年季が感じられる状態になってるだろうしね。これこそがThe道具、みたいなね。
僕はけっこう古いカメラをガンガン現役で使ってるけど、デジカメも意外と長持ちするなあと感心していて、どうかしたら20年とか普通に使えると実感している。こうなると年代とかは気にもならないし、なんならより古いほうがクールですらある。一世代前のモデルなんていうのは誤差みたいなもんだ。
いや、別にX-Pro3を無理やりごり押しするようなブログではまったく無いのだけど、もしX-Pro3の購入を検討してる人がいるならば、それはそれで普通にアリの選択肢だよと。いや、僕の考え方が異端なのかな笑。
でも、仮にX-Pro3とは別物のように超進化したX-Pro4が出たとしても、それはそれでX-Pro3の希少価値が出るような気がする。そう、不思議な魅力を持ったカメラなんだよね、X-Pro3って。
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