FUJIFILM X-Pro3

ある時はマニュアルで、ある時はフルオートで。FUJIFILM X-Pro3

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FUJIFILM X-Pro3, XF 35/1.4 R

さすがに連日これだけ酷暑だと、古い機械であるLeica M8は少し休ませていて、メインはもっぱらFUJIFILM X-Pro3とPENTAX K-3 Mark IIIになっている。

この二つに共通点はあるのかと言われれば、僕的にはいちおうあって、共に光学ファインダーでのぞけて、共に写真機として撮影が楽しいというのがある。

週末は山へK-3 Mark IIIを連れ出していたけど、朝の近所の散歩はX-Pro3だ。なぜなら、とにかく楽ちんだから。体力だけじゃなくて脳までぼんやりさせるような暑さだから、こういう時はオート撮影にかぎる。

僕はフジ機はフジノンレンズ派なんで、ピント合わせもAF頼み。プログラムオートや絞り優先モードでしかもAFとなると、もうシャッターを切る時は画角を切り取ることだけを考えればいい。しかも、画角も曖昧なブライトフレームだから、暑さにやられた脳と体でもなんとかシャッターが切れるのだ笑。

Leica M8だとこうはいかないから、ライカの撮影所作を愛しつつもX-Proシリーズは僕には必須だ。新しいアイデアとは異なるAとBの組み合わせだと言われるけど、このX-Proシリーズには古さと新しさがいい塩梅で同居している。

FUJIFILM X-Pro3

ある時はマニュアル撮影を楽しみ、ある時はフルオートで楽しむ。癖の強いカメラと言われるX-Pro3だけど、僕的に言えばとてもオールマイティな一台でもある。しかもちょっと癖になる要素が散りばめられた、なんとも心憎いカメラ。

ここにきて人気が出て価格が高騰気味なのは、フィルム価格の高騰でフィルムライクな写真撮影をデジタルに求めている人たちが増えてきたことなんじゃないかと思うけど、それでいて使い方次第ではしっかり最新のミラーレスとして使える懐の広さなんじゃないかな。

カメラは複数台をローテーションして楽しむのもいいんだけど、ある程度それを経験すると、今度は少し落ち着いて少数精鋭のカメラをじっくり使い込みたくなる。それこそ体の一部に感じるまで使い倒す愛し方。そういう意味でも、このX-Pro3というカメラは使深くい込む楽しさがある。

ちょっとラフに向き合っても許してくれるその感じが、とてもいい相棒的なのである。

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