FUJIFILM X-Pro3がどうやら販売終了したらしい、という噂が聞こえてきてしばらく経つけど、むしろそれ以降、X-Pro3を手に入れている人がけっこういるように見えるのは気のせいだろうか。
以前にもブログに書いたけど、このカメラは溺愛する人もいれば、それと同じくらい酷評する人もいるという、非常に個性の強いカメラ。でも、それが販売末期でもこのカメラを手にしたいという人がいる、ある意味、他のカメラには無い濃い魅力だと思う。
X-Pro3にかぎっては新しいとか古いとかのものさしではなく、「X-Pro3か、それ以外か」という惹きつけられ方なんだろうと思う。少なくとも僕はその部類だ。
そんなことを考えていたら、ミスター富士フイルムと言われる上野隆さんの動画が見たくなった。もうすぐ富士フイルム生誕祭がやってくることもあって、去年の富士フイルム10周年の時にマップカメラさんが上野隆さんにインタビューした動画を再び見てみることにした。
とてもいい動画だと思う。FUJIFILM Xシリーズのカメラたちがどんなことを思い立ち上がったのか、それ以降どんな苦悩を抱えながらここまで走ってきたのか、そしてどんな人々にどんな楽しさを提供しようとしてきたのかが語られている。
上野隆さんは過去、いろんなインタビュー動画で同様のことを語られているが、ほんとにいつもその発言は一貫しているというか、気持ちのいい覚悟のようなものを感じる。
そして、たぶん富士フイルムユーザーの多くが、そんな上野隆さんの言葉に強く共感して、Xシリーズを使っていると思う。その言葉の数々が全部腑に落ちるというか、そうそう、僕の愛機の魅力はそういうことなんだ!と膝を打っているのだ。
こういう域までいくと、撮り手にも明らかにパッションのようなものが芽生え、それは間違いなく写真にも好影響を与えると僕は思っている。写真にはメンタルがとても大事だから。
なぜ、この期に及んでX-Pro3が愛されるのか。なぜ、富士フイルムのカメラは、静かな熱狂のようなものを生み出しているのか。そういうことが、この上野隆さんのインタビュー動画から分かるんじゃないかと思う。
ぜひ一度、ご視聴を。
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