昨日、僕の手元にやって来た3本目のFA Limitedレンズ〈smc FA 31mm f1.8 Limited〉。その写りだけど、結論から言うと、ヤバい、素晴らしい。
31mm/43mm/77mmと3つの焦点距離からなる単焦点レンズのFA Limitedシリーズだけど、その核となるとはこのFA 31mmだと確信した。
FA Limitedレンズはフィルム時代のsmcタイプと現行のHDタイプがある。僕はクラシックなものが好みなんで、前者のフィルム時代の3本を揃えるに至った。昨日のブログにも書いたけど、今後出てくるであろうPENTAXフィルムカメラプロジェクトの行く末を期待してのことでもある。
ここに挙げた作例的な写真は、すべて絞り開放f1.8で撮ったもの。APS-CのK-3 IIIの場合、焦点距離は約1.5倍の47mm程度。撮影モードであるカスタムイメージはすべてリバーサルフィルム調だ。
フルサイズ換算で約47mmの画角が散歩レンズとしてはとても気持ちよくて、試し撮りとはいえとにかくシャッターがすすんだ。脳が勝手にスパンスパンとシャッターを切りたがるのだ。このフィジカルに反応できる感じが、僕にとっては銘玉の証だ。
試し撮りということもあり、撮影の都度、K-3 IIIの背面モニターを見ていたのだけど、とにかく撮れるたびに脳が軽い衝撃を受けるというか、そこに映し出される画像がハッとするほど美しいのである。
その抑揚のある立体感豊かな写りは、富士フイルムの神レンズと呼ばれるXF 35mm f1.4 RやXF 23mm f1.4 Rで初めて撮った時の衝撃に似ていると思った。いや、それ以上であろう。このレンズは明らかにモノが違うと感じた。FA Limitedレンズはこの31mmが核であり真髄なのだと。
というわけで、きょうは試し撮りに連れ出したFA 31mmの写真たちを作例的に載せてみた。その描写性能やレンズ構成を語るほど僕には知識がないから、そのあたりはこれらの写真を見て解釈してもらえたらと思う。
ただ、はっきり言えるのは、恐ろしいほど何もかもが美しいレンズだということだ。ジジッとクラシックな動作音がすることも僕にとってはむしろご馳走だ。デザインも、写りも、その音も、動作も、僕にはすべてが美しい。もっと早く手に入れておけばよかったというのが率直な感想だ。以上。
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