Leica M8

Leica M8とカラースコパーとストリート。

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Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

ストリートと書くと聞こえはいいが、なんてことはない、その辺の街角である。でも、そんな特に珍しくもない日常の空間を街撮りして歩くのが、なんとも気持ちいいのである。

きょうのカメラは、まだ試し撮りが続いているLeica M8、レンズはフォクトレンダーのColor Skopar 35mm f2.5 クラシックタイプだ。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

この組合せはほんと軽量コンパクトで、文字通り軽快だ。70cmまで寄れるんで、絞り開放で道端の花を撮ってもいいし、少し絞ってこうして街撮りスナップに連れ出してもいい。これがほんとによく写るのである。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

このレンズはL(スクリュー)マウントなんでLMリングをかましてM8に装着してるんだけど、昨晩35mm用のLMリングが届いたんでブライトフレームも大きくなって、これもまた視界が広がったような気がして気持ちいい。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

M8についてはここ一週間ほどいろんな設定を試していたけど、結局のところすべて標準でいいやと落ち着いた。ホワイトバランスもオートに落ち着いたし、露出補正も±0、ファームウェアもほぼ初期のままだから、まさに素のままの初代Kodak CCDのM8の写りを楽しむといった格好だ。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

M8は赤外線かぶりみたいなことが言われるけど、いまのところ僕はIRフィルターもつけていないし、その必要性もあまり感じていない。まあ面倒くさがりなので、レンズ交換のたびにフィルターをそれぞれ用意するなんていうのは僕には無理だ笑。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

とりあえずストリートで撮る時は軽快さが命。ある程度絞って、あとはパンフォーカス気味にサクサクとシャッターを切っていくのみ。そんなリズムだとアバウトなブライトフレームでの撮影は実に自由な感じがいいし、レンジファインダーでスナップする真骨頂といったところだ。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

そんなだから、とりたてて素晴らしい写真なんかではぜんぜんないのだけど、いいのいいの、本人はいたって楽しく気持ちいいわけだから。考えて撮るんじゃなくて、強いて言うなら撮ってから考える、そんなところである。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

しかしカラスコはほんとよく写る。見た目のコンパクトさからは想像できないような鋭い描写を見せてくれるし、なによりそのルックスがいい。僕が持っているレンズの中では最もいろんなカメラにつけて、出番も最も多いレンズではないだろうか。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

APS-HサイズのM8では焦点距離35mmのレンズだと約47mmほどの画角になるが、これもまた広くもなく狭くもなくスナップにちょうどいい。まあつまり、すべてが心地いい組合せなのだ。

Leica M8, Color Skopar 35/2.5 C-type

モノクロで撮ってもよかったかなとも思うけど、なんだかんだM8のカラーがまずは気に入っている。いわゆるデジカメのポジフィルムらしさとはちょっと異なる、ネガフィルムの残像を追っているような描写。それが僕にはとにかく心地いい。

そう、とにかく好きなカメラとレンズで好きなように撮ればいいのである。そして、自己満足に浸れば、それがいちばんの気分の発散であり「趣味の時間」なのだ。このM8との試し撮り、まだいっこうに終わる気配は無い。まだまだ撮り足らないし、まだまだ新鮮な世界が見てみたい。実にいい時間を手に入れた気分なのだ。

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