カメラへの思い

大きなカメラと、小さなカメラの使い分けについて。

アフィリエイト広告を利用しています
PENTAX K-1 Mark II, smc FA 77mm f1.8 Limited

そんな大層な話ではなくて、個人的なカメラの使い方の備忘録のような話なのであしからず。

僕は気分転換も含めていろんなカメラを日々ローテーションするように使っているけど、じぶんのなかではいちおう「自然な使い分け」でカメラを選んでるし、その目的に合わせてカメラを購入している。

ここで言う「大きいカメラ」とは、僕的にいえば「街中のスナップには持ち出さないカメラ」という感覚で、逆に「小さなカメラ」とはどちらかといえば「ほぼストリートスナップの際に持ち出すカメラ」という、じぶんのなかの自然な線引きだ。

FUJIFILM GFX 50Sii, Mitakon 80mm f1.6

大きいカメラは、例えばデジタル一眼レフとか中判デジタルかな。デジタルの一眼レフは昔から街中には一度も連れ出したことがなくて笑、これはいまでも変わらない。理由はけっこうシンプルで、あのゴツい見た目が必要以上に街中で目立ってしまうと考えちゃうから。

実際はデジタル一眼レフでもストリートスナップを撮ってSNSなんかにもあげてる人がいるから、「街中だと大きく目立ちすぎる」というのは僕の勝手な思い込みかもしれないけどね。あと、中判デジタル、僕の場合はFUJIFILM GFXだけど、これもいまだ街中には持ち出したことがない。理由は一眼レフといっしょ。

Nikon Df, Ai Nikkor 50/1.4

でも、写真を日常的に楽しむなら当然、街中にもカメラを連れ出してスナップを撮りたいと思うでしょ。それで用意しているのが「小さなカメラ」。とにかく、撮る僕も、そして街中の周囲の人にとっても、目立たず威圧感とかがないカメラ、ということ。

その走りは、デジタルだとRICOH GR、フィルムだとKonica C35が最初だった。このあたりのカメラだと、あまりファインダーの精度がどうとか、シャッター音がどうとかは気にしない。それよりもなによりも、街中で泳ぐように速写できるかがポイントだったりする。

RICOH GRIII, Konica C35

ミラーレス機は比較的小さいから、基本的には「小さなカメラ」の認識はあるけど、例えばNikon Zfは街中には持ち出したことがない。そんな時はNikon Zfcのほうをチョイスするので。あとはFUJIFILM Xシリーズが出番は多いかな。Xシリーズが絶妙なのは、「小さなカメラ」の存在感で「大きなカメラ」の満足感も得られるところ。

同じように「小さなカメラ」と「大きなカメラ」の中間的な立ち位置として、街中に持ち出すギリギリの大きさだと思って使っているのはM型デジタルライカということになる。M型ライカは決して軽くはないけど、大きさや街中での存在感の希薄さという点ではやはり絶妙だったりするのだ。

M型デジタル Leica M-P typ240

去年、販売終了前に買い足したSONY RX100 M3なんかも、かなりコンパクトなのにいざという時はファインダーがのぞけるという意味では、「大きなカメラ」と「小さなカメラ」の両方を満たしてくれるような感覚がある。ファインダーの精度は決して高いわけじゃないから、Konica C35などのフィルムコンパクトな感覚に近いかな。

で、いまちょっと注目のOM System OM-3も、この「大きなカメラ」と「小さなカメラ」の両方を満たす部類に入ると個人的には考えている。これまで使ってきたPEN-Fもまさにそんな使い方だったんで、OM-3はそのパワーアップ版という期待がある。つまり、いいとこどりカメラの最新版というわけだ。

OM SYSTEM OM-3 写真は公式YouTubeより

まあ、カメラを頻繁にチェンジして使い回すのは「目をつぶっていても自由に操作して手足のように使いこなす」という点では好ましくなかったりもする。ひとつのカメラを徹底して四六時中使うほうが、間違いなく「操作の慣れ」が違ってくるから。

僕の場合だと、RICOH GRだけで四六時中どんなシーンでも撮っていた時期が一年間ほどあるのだけど、その時の「手足感」と比べると、いまはRICOH GRの操作感覚が当時より下手になってると感じるから笑。なので、「大きなカメラ」とか「小さなカメラ」とか使い分けせずに、ひとつのカメラを徹底して使い倒すのもアリだし、ちょっとそういう憧れもある。

RICOH GRIII

で、今朝は日曜日の朝なんで「大きなカメラ」を楽しもうと考えている。そんなことを考えたいたら、まだ外が明るくなるまで時間があったから、一本ブログを書いてみたわけだ。

カメラは「道具」だから、その使い方や活かし方は、まさに使い手の考え方次第。良いカメラも悪いカメラもない。その人の使い方によって「良いカメラ」は生まれるのだ、という話でした。では、よい日曜日を。



関連記事