新年に石井朋彦さんの書籍「すべては距離感である」を読んで。
愛機Leica M typ240とズマール。きょうは2026年の正月休みの最終日、13時をまわったあたりだけど、急いでこのブログを書いている。YouTuberでいうと「いま緊急でカメラを回しています」という感じだろうか。
それはともかく、この本は新年の休みの最終日、つまり明日から仕事のある日常が動き出す前にこそ、読んだほうがいい本だと思ったからだ。
実際、僕もこの本をきょう読もうと思ったのは、長い休みと明日の仕事始めの狭間に頭の中をチューニングしようと考えたから。その意味ではどんぴしゃの一冊となった。
書籍なので、あまり中身のことがネタバレするようなことは書けないが、この本をなぜこの仕事始めのタイミングで読んだほうがいいかというと、これは「人間本」であり「世界(この世)との関わり方本」だからだ。
お恥ずかしいかぎりだが、僕はこの本を買ったことをSNSにポストした時に「#写真本」「#カメラ本」というタグを添えた。それはM型ライカというレンジファインダー(距離計)機と〈距離感〉というフレーズから、ある種の写真本/カメラ本を想像したからだ。
でも読んでみると、のっけからそれはいい意味で想像と違った。人間が生きるうえで、特に現代という時代と向き合うなかで、誰もが心の中で感じる違和感とか言いようのない脱出の糸口みたいなことが提起されている。
石井朋彦氏著書「すべては距離感である」表紙よりもちろん、それがレンジファインダー機や写真の話と綿密に絡み合っていて、そこは石井朋彦さんの敏腕プロデューサーとしての凄さを物語っているが、石井朋彦さんが問いかけたい本質の「距離感」とは、もっと人間のことであり世界(この世)との関わり方のことである。
僕はいろんな写真本やカメラ本を読んできたが、偉人や機材の歴史観なんかはおもしろいものの、写真のことを文章で解説したような本はどこか読んでもピンとこないこともあり、最近は写真関連の本は結局のところ「写真集」を眺めることに落ち着いていた。
けれど、この本は先述した通り、いわゆるM型ライカと距離感というフレーズから連想しやすい書籍とは一線をかすといってもいい。僕みたいなアマチュア写真愛好家が言うのも畏れ多いが、いやあ、とてもおもしろかったし興味深かった。気がついたら一気に読んでいたし、自然と人間の距離感が写真の距離感とつながった。
まだ、休みはあと半日残っているので、なんか興味を感じられたお勤めの人なんかは、まだ間に合うのでKindleなんかで読んでみるといいと思い、僕はいまブログを書いている。(僕も思い立ってKindleで購入したけど、iPadなどで読むと写真もしっかり堪能できる。)
石井朋彦さん、次は「色彩感」についても書いてみたいと触れられていたので、それもまた楽しみである。なんとなく心の中にぼんやりと感じていたことを、凄い人とは言語化してくれる。そういう文章とは、読んだあとにじぶんのなかで再びじぶん事化が進み、二倍も三倍も楽しめるのである。
2026年の正月に、とてもいい本と巡り会えた。
















































