近ごろはなにかとコンデジがブームのような気配もあり、新品ではFUJIFILM X100VIやRICOH GRIIIなどが品薄の人気を筆頭に、Kodakのお得なコンデジ、また10年以上前のオールドコンデジなどが世を賑わせている。
そんななか、僕もちょっとユニークなコンデジを手に入れて、いま試し撮りをしながらニヤニヤしておる。
Kenko Tokinaから販売されている超コンパクトなトイカメラ、PIENIFLEXである。
手に入れた時のことは上の過去記事を見てもらうとして、きょうは日常スナップで試し撮りをしている作例的な写真たちを少し載せておきたいと思う。
結論からいうと、その描写はなかなかエモくて楽しい。もちろん、精巧な写りではないが、むしろそれがいい。どことなく写ルンですのようなフィルム写真的な色合いにも感じられて、これはけっこうハマる。
ファインダーもモニターも無いから、撮る時はもう感覚だけを頼りに目測で撮るので、どんな写真が撮れているかはパソコンにつないでみるまで分からない。そう、その時差もまたフィルムライクで楽しかったりするのだ。
重さは36gと、もうペンダントくらいの軽さなんで、首にかけていても忘れるくらい。なので、一日中ネックストラップをかけて持ち歩いて、思い出したようにあちこちでさらりとシャッターを押す感じだ。
こんなので撮れてるのだろうか?というくらい、特にシャッターボタンに感触もなく不安になるが、これが帰宅してパソコンにつなぐとしっかり撮れていて、軽く歓喜する。
最近のオールドコンデジの人気は、フィルムの高騰を背景に、コストをかけずに「写りすぎないエモい描写」を楽しむ若い人たちの嗜好だと思うけど、その「写りすぎないエモさ」でいえば、まさにドンピシャなカメラじゃないだろうか。
しかも、こう見えて動画も撮れるし、音声の録音もできる。これで5,000円しないのだから、こんなうれしいことはない。
ひとつ気にすることがあるとすれば、僕も最初にMicro SDHC(別売、32GBまで対応)をフォーマットするのに少し手こずった。フォーマットはパソコンにつなぐ必要があるのだけど、Macだからか何度かフォーマットしてみたものの、カメラにセットしてもうんともすんとも写真が撮れなかった。
で、発想を変えて、古いフジ機でMicro SDHCをフォーマットしてみてPIENIFLEXにセットしてみると、写真が撮れる状態になった。理由は分からない笑。でも、なんだかんだ撮れるのでそこは心配いらないと思う。
ちなみにSDカードリーダーをiPhoneに直づけした状態では撮影画像データを読み取れなかったから、本体とパソコンをつなく必要があるよう。でも、これもまたフィルムのスキャンデータの読み込みみたいで、結果、味がある笑。
というわけで、想像した以上に楽しく撮影を進めている。というか、撮影していることをほとんど意識することなく、ひょいひょいとシャッターボタンを押してるわけだけど、そのラフさがいいのだ。
あと、やっぱりこの二眼レフ的なルックスがやっぱり可愛い。いやもうほんと、ペンダントだから。単純にお洒落アイテムでいいんじゃないかな。微塵も威圧感のないスナップカメラ。
いまのところ、僕のイチオシである。
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