
少し前に試し撮りに借りていたXマウント用のAstrHori 50mm f2のことがやけに気に入って、このGWにZマウント用も注文してみた。これが想像した通り、Nikon Zfにも実にしっくりくるのだ。
Xマウント用はAPS-Cで約1.5倍の画角となる中望遠75mm程度で撮っていたんだけど、そのボケの気持ちよさと滑らかな操作感が気に入り、ふとフルサイズのNikon Zfで試したいと思ったのだ。
いやあ、正解だった。僕的にはね。






以前もブログに書いたけど、このレンズはAstrHoriのレンズメーカーとしての良心が凝縮されているというか、とても一万円台半ばの標準レンズとは思えないクオリティが施されていると感じる。
金属の塊的な質感もいいし、いかにもニュルリと気持ちいいリング類の動きもたまらない。おそらくアストロリはこのレンズで儲けようというよりは、まずはアストロリブランドの挨拶として一人でも多くの人に試してほしいという戦略的製品だったのではないかと思う。
でなければ、この値段に対する仕上がりの良さが僕の中では説明がつかないのだ。お世辞でもなんでもない、自分が試してみて、あらためてじぶんでお金を払って欲しいと思ったレンズなので、忖度はない。







以前、借りていたXマウント用より黒みが引き締まった塗りの感じもいい。実にNikon Zfのブラックボディに合う。どことなくワイルドさが増してソノ気にさせてくれる。
金属的な仕上げな分、少し重さはあるが、それも含めてNikon Zfで撮ることの本格感を増長してくれる。こうなると、試しにAPS-CのNikon Zfcでも試してみたくなるが、まずはフルサイズのZfでこのレンズの全容のようなものをしばらく感じたい。
新興の中国製レンズだから、あまり装着している人を見かけないが、それもまた希少性のようで悪くない。



僕は中判デジタルのGFX用のレンズも借りて撮っていたけど、そのレンズも重さこそあれ、それゆえの金属感と写りの良さはやっぱり好みであった。そこにも、できるだけ安く、でもできるだけいい撮影体験を提供したいという気概を感じた。
個人的に、ひそかに応援したいブランドだ。そんなアストロリの挨拶がわりの良心のようなレンズ、MF AstrHori 50mm f2。当面、僕のZfのメインレンズとなりそうだ。GWは曇天続きだったけど、太陽のある気持ちいい日に、もっとたくさんシャッターを切りたい。
◎ちなみにこのレンズ、正式には開放値はf2だけど、もう一段ほど明るい隠し開放地目盛りがある。実質、f1.6〜f1.8くらいで撮れてるんじゃないかな。これもまた、良心のようで好感が持てるのだ。
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