
僕はいろんなカメラを使ってるけど、そんな日常のなかで「常に立ち返るハブのようなカメラ」なのがFUJIFILM X100Vだ。少し遠出をするのに持ち出すカメラを迷った時は、結果たいていX100Vを鞄に入れていたりする。
RICOH GRなんかと比べると、決して超コンパクトなカメラではないんだけど、やはりいざというシチュエーションを考えた時にファインダーがあることと、フィルムシミュレーションで撮れることが大きいかな。
僕がそもそもX100Vを手に入れたのは、フィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮りたかったというのがきっかけだし、ストリートなんかはモノクロ撮影を好むんで「ACROS」モードで撮れるという満足感もある。
いわゆる僕が好む「デジタル写真機」の要素が凝縮されたカメラ、ということかな。







富士フイルムのカメラ全般に言えることだけど、年数を経ても古さをまったく感じない点もいい。野鳥を撮るとか、F1カーを撮るとかそういう類いのカメラじゃないから、それこそ写真機としてのシンプルな機能さえあればいい。
そのデザインがクラシックモダンという、懐かしさと新しさを絶妙にブランドしたような佇まいだから、そもそもそこに年代とか時代感みたいなものをいい意味で意識させない良さがある。
あいかわらず中古相場の値段が落ちないのも、いかにもベストセラー的なX100Vの愛され方を示しているのかもしれない。








下取り価格も高いから、これまで下取りに出そうと思えば出せた筆頭のようなカメラだけど、単に思い入れというだけじゃなくて、実用的にも手放せない「僕の写真生活のハブ」のような一台なんで、いまだに自室で最も手の届きやすい場所に置かれたカメラだ。
いろんなカメラとの気分転換を楽しみつつも「本命のひと」のようなX100V。そんな存在だから、おそらくこのブログ「記憶カメラ」のなかでもいちばん登場頻度が多いカメラかもしれない。
きっと10年後も同じようなブログ記事を書いてるんじゃないかな。そういう存在。
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