FUJIFILM X100V

たしかにFUJIFILM X100Vは楽しいから、新しいX100VIが注目されるのは、僕はうなずける。

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FUJIFILM X100V

今朝は雨が降ったり止んだりの曇天だったんであまり重いカメラは持ち出したくなく、サクッと持ち出せるX100Vと散歩カメラヘ出かけた。こういう「気分までライトに」させてくれるのが、X100Vの最大の性能じゃないかと思う。

どんなにいいカメラでも持ち出さないと写真は撮れないから、そういう意味で「心の重みにならないカメラ」というのは、実は日常の思い出を切り取る道具としてはいちばん重要だ。

タイトルに書いた「たしかにX100Vは楽しいので」というその理由みたいなことを、先日公開された富士フイルム公式WebメディアIRODORIにコラムとして書いているので(X-Pro3の話と共に)、興味のある人はぜひ一度読んでもらえるとうれしい。

このコラムのなかで書き忘れたこと?に、デジタルテレコンの話がある。いわゆるクロップ撮影を指す機能なんだけど、富士フイルムの場合はそれほど画質が低下せずにクロップできる機構になっていて、僕もけっこう多用している。

というのも、X100Vは基本は35mm判換算で35mmの広角で撮影するレンズ固定のカメラなんだけど、レンズ部をちょっと回すだけで標準50mmと中望遠70mmの画角に切り替えることができる。つまり、レンズを3本持ち歩いているようなものなのだ。

単焦点レンズ3本を本当に持ち歩くとなるとなかなかの荷物だが、レンズ一体型のX100Vならこんなにもコンパクトな状態で、その役割をカバーできる。カメラをライトに楽しみたい人には、究極の全部入りカメラなのだ。

加えてNDフィルターを内蔵していたり、レンズシャッターなんで高速シャッター域でもストロボ同調が可能で、ちょっと条件に凝った撮影なんかにも実は使い勝手も優れていたりする。このコンパクトなボディひとつでだ。ビギナーからハイアマチュアな人にまで人気なはずである。

こんどのX100VIは、さらに高画素化でデジタルテレコンの描写性能が上がり、手ぶれ補正もついて暗所のスナップ撮影も手軽になったりしてるから、悪いはずがない笑。逆に僕なんかには高性能すぎるくらいなので、いま愛用しているX100Vのままでもいいくらいなのだ。

いわば、X-T5の性能をギュッとコンパクトな中に凝縮して、さらにスナップシューターとしての便利性能を付加してる感じだから、お値段に見合うだけの価値は十分にあると思う。特に海外の人たちにとっては、そんな高性能機が空前の円安でまさにバーゲンプライスのような感覚だろうから、そりゃ売れるはずだろうなと。

Xシリーズの初代機X100から6代にわたってそこらを磨き上げてきた価値が、まさにいま世界的に花開いてるというのが、X100VI人気の本当の人気の秘密じゃないかな。もちろん、人気品だから手にしたいという層の人たちも多いとは思うけど、その人気に見合う実力をしっかり備えているというが、僕の見立てだ。

ふだんの撮り方として超望遠域でも多用しないかぎり、まさにこれ一台あればなんでも日常スナップは撮れてしまうというのが、FUJIFILM X100シリーズの底力。これから手に入れようという人たちは、とんでもない人気ゆえに入手は大変かもしれないけど、手にした時の感動はたしかに大きいと思う。

富士フイルムファンのひとりとして、手にできること、健闘を祈ってます。

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