RICOH GR digital IIと外付けファインダー共に人気で品薄のFUJIFILM X100シリーズとRICOH GRシリーズだけど、この両者を比較する時によく言われるのが「ファインダーの有無」だ。
RICOH GRはたしかに素の状態だとファインダーが無く、背面モニターを見て撮影するスタイルなのだけど、その分とにかくボディが小さいのがなんといっても魅力だ。
でも、そんなGRにファインダーをつけたくなるのが常というもの笑。で、それはGR開発者も織り込み済みで、純正の専用外付けファインダーをオプションで用意している。
28mm用は〈GV-2〉で新品価格は2万円台後半くらいかな。ちなみに40mm用も別にラインナップされている。で、この外付けファインダーが、姿も、見えっぷりも実に素晴らしい。
肉眼で見るより美しいんじゃないかと思えるファインダーの中の世界は、あのカメラ史最高のファインダーであるLeica M3かと思うくらいだ。透き通った光景の中にブライトフレームが浮かび上がる様は、神々しいくらいだ。
当然、ピント合わせなどはできないが、このファインダーをつける時は、そもそもF8ほどに絞ってパンフォーカスでヒュンヒュン撮る状態だろうから、ピント合わせは不要だ。もしくはAFのままでも大体ピントは全面に合うわけだから問題ない。
なんなら、背面モニターをオフにして撮ってもいい。どんな風に撮れたかなんか逐一確認せずに、ファインダーを覗きながら次々とシャッターを切りまくるのだ。たぶん後から写真を見たら、いつもよりカッコよく撮れてるんじゃないかと思う笑。
写真とはそんなものだ。いろんな準備をしたためて作為的に撮るより、ある種コントロールの効かないこうしたスタイルで撮るほうが、いい写真が撮れたりする。だから、人は少し不便な写真機を好むわけだ。
RICOH GR, GV-2外部ミニファインダー
RICOH GR, GV-2外部ミニファインダー
RICOH GR, GV-2外部ミニファインダー
RICOH GR, GV-2外部ミニファインダーちなみに記事タイトルの写真はGR digital IIにGV-2をつけたもの。同じ28mmのGRシリーズなら最新のGRIIIまですべてに装着できるから、一度購入してしまえば歴代GRに使い回しできる。
こんな小さなファインダーが2万円を超えるのか？高すぎるだろ？と敬遠する人や、GRに突起部分を作りたくないという人もいるだろう。僕もまったくもってそうだったんだけど、騙されたと思って一度つけてみてほしい。もうね、唸るから。なんだこれ！もっと早く教えてくれよ！と。
こればかりは装着してスナップへと繰り出してみないとなかなか良さは分からない。まあホットシューがあるカメラならどれにでも使えるわけだから、買って後悔することはないだろう。悩むより、試せだ。ゾクゾクが止まらないから。健闘を祈る笑
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