カメラへの思い

K-3 IIIとの出会いから、僕の中でPENTAXが走り始めた。

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PENTAX K-3 Mark III

どこかのブランドのカメラにハマる時、その起点となる一台があると思うんだけど、僕の場合、PENTAXにハマるきっかけとなった一台は、このK-3 Mark IIIである。

発売から一年ほど購入を検討し続け、ようやくこの春前に手に入れたんだけど、いやあ、このカメラとの出会いが圧巻だった。一眼レフ云々だからとかっていうより、シンプルに「撮るのが楽しい」と思える感激ぶりと言えばいいかな。

大きさ、グリップの吸い付き、手に触れる底部のラウンド、大きな光学ファインダー、ソリッドなシャッター音、塊感のあるフォルム…どれをとっても、異様なこだわりが脳に伝わってきて、PENTAXという会社のカメラに対する熱みたいなものを僕は受け取ることができた。

Asahiflex

そうすると、そのPENTAXの一眼レフのルーツが知りたくなって、しばらくしてAsahifleを手に入れる。そうやって、僕の中でPENTAXが走り始めたのだ。

PENTAX機のことを語れるほどまだ知識も経験もないのだけど、このブランドが商売より以前に「写真を撮る楽しさに、とことんこだわろうじゃないか」と熱をたぎらせている感じは分かる。ペンタキシアンと呼ばれる熱いファンがいるのは、その熱さへの呼応だと思う。

PENTAX Q-S1, 01 Standard Prime

そんな熱さに僕もやられ、ふだんの街撮りにも連れ出せるPENTAX機を!と、その後にPENTAX Q-S1と数本のQマウントレンズを手に入れた。

もうミラーレス機は作らないかもしれないPENTAXだけど、その「写真を撮ることをとことん楽しもう」という精神は、かつてのミラーレスにも存分に込められている。

PENTAX K-30, SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

そして、その後に手に入れたのが、PENTAX K-30。この昔のBMWの逆スラントのような独特のペンタ部に惹かれて、そのコンパクトさもあって、いまでは僕のウォーキングの際の相棒になっている。こういうラフに振り回せる一眼レフが一台あると、大袈裟ではなくちょっと生活が変わる。

PENTAX K10D GP, smc PENTAX-M 50/2

そして、最新の相棒が、このPENTAX K10D グランプリパッケージだ。PENTAXのCCD機を試したくなったのと、なんといってもこのGPモデルの男前さに心打たれ、バッテリーグリップをつけて使っている。

K10DがもたらしてくれるCCDセンサーの描写がまたたまらない。僕はNikonのCCD機も好きで何台か使っているけど、それとはまた異なる艶をPENTAX機は持っている。触ってよし、撮ってよし、見てよし。いま、いちばん惚れ込んで使っている。

こうやって年代を追ってひとつのブランドを横断してみると、そのブランドのカメラづくりの姿勢みたいなものがやっぱり色濃く伝わってくる。PENTAXは特に「濃い」のではないだろうか笑。

なにか一台のカメラが、人生を少し変えてくれると言うと大袈裟だろうか。でも、そうやってルーツや他の横顔をのぞきたくなるきっかけの一台に巡り会えたら、それはかなり幸福なことなんじゃないかと思う。あなたの運命の一台はなんだろうか。

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