カメラへの思い

人間と同じで、カメラもちょっとクレイジーなほうが楽しいでしょ。

FUJIFILM X-Pro3の背面小窓。

写真はできれば上手く撮りたいけど、だからといってあまりお利口すぎるカメラで撮りたくないっていうの、なんかあるでしょ。お利口すぎるという言葉が正しいかどうか分からないけど、どこか一癖も二癖もあるカメラやレンズに惹かれてしまう人間のサガのようなもの。僕はやっぱりある。

たぶん小さい頃から周囲と同じモノは嫌で、どこか外すみたいなことを意識していた気がするし、男子たるものどこかクレイジーであることに無性に惹かれるわけです笑。いやほんと、困ったちゃんだし、これがいわゆる厨二病なのかなとか思うけど。

そんなだから当然、カメラにもそういうところをついつい求めてしまう。いや、僕はまだまだ軽傷の部類だと思うけど、レア路線の人たちを見るとほんとクレイジーと言ってくれと言わんばかりの突き抜けたカメラ好きがたくさんいて、ほんと勇気をもらえるよね笑。

イメージしやすいのは、プロの写真家の人たちの仕事用カメラとプライベート用カメラの違いだったりするのではと。仕事の時は打率を考えると当然、お利口なカメラやレンズを選んだほうがこの上なく頼りになる。でも、打率なんで気にする必要のないプライベートの時は、使っていて気持ちいい遊び心のあるカメラやレンズになる。どうだろう。

Nikon Dfの特徴的な露出ダイヤル。

僕なんかは年がら年中、打率を気にしなくていいただのアマチュア写真愛好家だから、もう完全に打率を無視した「撮っていてすこぶる楽しいカメラ」ばかりの選択になる笑。もし誰かに「仕事と思ってちゃんと撮ってね」とか言われたら、「ちゃんと撮れるカメラやレンズ、持ってないかも…」と思うのは、決して大袈裟な話ではない。

でも、意外と一癖も二癖もあるカメラやレンズのほうが、打率は下がるかもしれないけど、たまに本人も驚くホームラン(それもカッコいいホームランというよりは、ラッキーなランニングホームランみたいなやつ)が打てたりする気もして、トータルするとお利口なカメラたちに決して負けていないんじゃないかとも思ったり。

写真って特にスナップなんかは「偶然性」みたいなことがおもしろみを増してくようなところがあるから、撮影時にギリギリまで追い込んで操作を詰められるカメラよりも、なんかフワッととした感じで曖昧?に撮る時のほうが、じぶん的にはいい写真(いや、いい写真というより、好きな写真)が撮れるのは気のせいだろうか笑。

オールドレンズで撮るフィルム写真にそういういい意味でのゆらぎを求める人もいるだろうし、少し古めのローファイチックなオールドデジカメにそういう感覚を見出す人もいるだろう。最新のカメラでも、どこか癖のある尖った部分に萌えを感じる人もいるだろうし、解釈の仕方は人それぞれだけど、まあ人間はどこかクレイジーさを求めるDNAが内包されているんじゃないかと思う。

Olympus PEN-F

この話はぜんぶ僕の妄想であり嗜好だから、すべての人にあてはまる話じゃまったく無いんだけど、じぶんが使っているカメラや、じぶんがいいなと思うカメラ使いの人たちを見てると、そんなことをふと考えるのである。いまさらだけど笑。

まあ、なんの世界でもそうだけど、100人いたら100人がいいと思うモノは、本当の意味でスーパースター。王道中の王道である種、金字塔みたいなモノかな。でも、100人の中で賛否両論あるようなものが、好きな人にはたまらないモノであったりする。マーケティング的にはそんなモノより金字塔を目指すだろうし、できれば打率の高い製品を送り出したいのだろうけど、んー、ここはかなりむずかしいところだ笑。

でもほら、古いカメラの独特の操作方法とかと遭遇すると異様に萌えるでしょ。なんでこんな複雑なことにしたんだろうみたいな笑。もちろん、当時はお利口じゃないカメラを作りたかったわけじゃなくて、その設計上の配置とかいろんな理由でそうなったわけなんだけど、そういう歴史的背景も含めて「ややこしい、かわいいヤツやのう」となるわけです。

んー、ちょっと何を書いてるか分からなくなってきたけど、まあつまり、これからもある一定の数(少量でいいので)は、クレイジーでおもろいカメラを頼みますよ、カメラメーカーさんということ。世界の片隅からの一カメラ好きの発言(妄想)であって、お利口な異論は受け付けないので悪しからず。

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