僕の今朝の散歩のお供は、このCanon PowerShot G7だった。なかなかカッコいいでしょ。これ、いまから18年前の2006年に発売されたレンズ一体型のコンデジで、もちろん今でもしっかり現役なのだ。
キヤノン機にはめずらしいCCDセンサー機で、センサー自体は小さいから深いボケを期待するものではないけど、1000万画素あって広角から望遠域までズームできるんで、これ一台あれば大抵のシーンはスナップできてしまう。
たしかに、その役割はいまではスマホカメラがこなしてしまうといえばそうなんだけど、でもほら、こういういかにも写真機らしいルックスのカメラを持って、どこか写真生活を謳歌してることを意識して過ごすのがいいのだ。
おお、肝心なことを言い忘れてた。このコンデジ、なんと光学ファインダーをのぞいて撮ることもできるのだ。もうそれを聞いただけで欲しくなるでしょ笑
FUJIFILMのコンデジであるX10にも光学ファインダーがついてるんだけど、この時代のコンデジは背面モニターを見ながら撮るのが基本ながら、光学ファインダーでも撮ることができる構造を追いかけていたのがおもしろいよね。
しかもこの光学ファインダーがちゃんとズームして画角を変えて見せてくれるわけだから、これはある意味、レンジファインダーより凄い笑。パララックスのズレはあるけど、まあそれも含めて「気分」として楽しいのだ。
撮影モードもいろいろあって、僕は「ポジフィルムカラー」というモードが好きでよく使ってる。世の中がフィルムカメラからデジタルカメラへ移行していた時期の製品だから、まだまだフィルムカメラの面影を残しているのも感慨深い。
まあつまり、クラシックなスタイルのカメラが好きな人にとっては、最高のおもちゃだったりするわけです。といってもおもちゃというのは遊び道具という意味で、その性能は当時のコンデジのなかではハイクラスなものなんで、パンフォーカスでストリートスナップなんか撮ると、いまでも全然「やるなあ」という写りをする。
僕の個人的な好みでいえば、こんなボディにAPS-Cセンサーが載れば言うことなし。ボケのある描写を好むんで、そこだけ写真に奥行きを持たせられるカメラになってくれれば、ほんと「コンデジ」でいいじゃん!ということになる。
それこそ、APS-Cセンサーを積んだ本格描写のコンデジ「FUJIFILM X100VI」と「RICOH GRIII」があまりに人気で、注文数に対してなかなかフルに供給できないような状況にあって、なにやらコンデジ再来の風が吹いているようにも感じる。
どのカメラもやたらと高価になったいま、十万円台でユニークなコンデジが手に入るなら、それはなかなかニーズがありそうに思うけど、どうだろう。
そういえばこの領域、現在の三大メーカーといわれるCanonさん、Nikonさん、Sonyさんも手薄な気がするので、ここらでバーーーンとクールなコンデジを買いやすい値段で出してくれるとおもしろくなるんだけどね。
いや、個人的な思いが濃くて申し訳ない。単なる妄想だけど、願望もちょっと入ってる。メーカーの人たちにこのブログが届くといいなあ笑
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