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きょうは10月1日。そう、販売が延期になっていたNikon Z fcの20mm単焦点スペシャルエディションキットのいよいよ発売日ということで、Twitterなんかを見ていても「待ちに待ったこの日が来た」と歓喜にわくツイートも見られて、なんかじぶんのことのようにうれしくなったりする。
やはり、あれだけ発表時に話題になったからね。で、28mmキットはそれこそNikon愛にあふれた人たちが即予約したような人気アイテムだったから、そのZ fcとレンズが手元に届くとなると、それは歓びもひとしおだよね。
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僕はひと足先にZ fcをズームレンズキットで手に入れてしばらく撮り続けてきたけど、やっぱり手に入れてよかったなと思うもんね。良い点みたいなものを言葉であげればそれはいろいろあるけど、このZ fcはもっとエモーショナルなカメラというか、機能で語るモノじゃないし、デザインばかりが目立つけど、心を満たしてくれるのはそれだけでもないんだよね。
使っていくうちに、ジワジワと手に馴染んでくるというか、なにかこう、じぶんの中で懐かしさと新しさが融合していくちょっと不思議な感覚があるんだよね。見た目は往年の機械式フィルムニコンFM2だし、操作感はマニュアルで撮りたくなるそれだし、それでいてNikonのいちばん新しいミラーレスカメラだからね。その時空を越える感覚がなんともいいんだ。
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僕なんかはいい歳したおじさんなんだけど、フィルムカメラの時代はカメラをやっていなかったから、そういう意味ではいま若い人たちがフィルムカメラとフィルム写真をいいと思う感覚と同じかもしれなくて、そういうFM2時代をリアルに知らない人間にもすーっと入ってくる懐かしさがあって、それは単に時間を巻き戻すだけでもない。
かといって、デジタルでございという先進性に振りまくったプロダクトじゃないことが、むしろいまの時代に人間味のような体温を感じさせてくれて、その塩梅がとてもいいブレンド感だと思うんだよね。
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フルサイズでもっと本格的カメラがよかったという声もあるけど、値段まである程度手が届きやすいカジュアルな仕立てにしたことも人気の要因だろうし、このZ fcが最初のカメラになって写真好きの人たちが増えるかもしれないという空気はやはりある。僕はこのあたり、Nikonは大英断だったろうなと思ってる。Nikonはちゃんと趣味のカメラとしての歓びのほうも見てくれているってね。
さて、明日からまたあちこちでZ fcと28mm単焦点で写真を楽しむ人たちの様子があふれると思うとワクワクするね。歓びが爆発した感じを思いっきりSNSなんかにアップして、後に続くカメラファン、写真ファンを生み出してほしいと思う笑。カメラで撮る写真の楽しさって、やっぱりそうやって楽しんでる人たちの姿を見て「僕も!」「私も!」と思うもんだからね。
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