暦通りに過ごしてる人は、三連休でありお盆休みという人も多いと思う。僕もそんな感じで、暑い夏だから小型のカメラが楽だと思いつつ、せっかくの休みだから少し大ぶりなカメラでじっくりシャッターを切りたいとも思い、朝の散歩カメラ選びはなかなか迷うのだ。みなさんは、どうだろう。
で、今朝、僕が散歩カメラにチョイスしたのはFUJIFILM GFX 50SII。まあ、やっぱりね、あの一枚一枚をじっくり撮る、いかにも中判らしい撮影フィーリングを味わいたかったわけです。
GFXはグリップを握ると明らかにフルサイズのミラーレス機なんかより厚みや太さを感じるんだけど、なんというか、そのどっしり感が妙にいいのだ。それでいて、中判とはいえミラーレス機だから、見た目ほどは重くない。Xシリーズの延長で使っている僕にはいい感じなのだ。
いつもの散歩道だから特に変わった光景があるわけじゃないが、それゆえに「シャッターの手ごたえ」が濃厚なカメラは脳が歓んでありがたい。僕がなにかとクラシックなカメラが好きなのは、そういう撮影スタイルを所以とするところもあるのかもしれない。
あまりにGFXと朝のひとときが気持ちよかったので、このままロードバイクに乗ってGFXを背負って換算35mmでスナップしたいな、などと頭によぎる。
でも、自転車乗りの人ならわかると思うけど、これはなかなか無謀な組合せ。コケない保証などないロードバイクのライドはある意味危険と隣り合わせ。しかも、軽量が命のライドにGFXは少々、いやかなり重くかさばる。
一度帰宅して冷静に考えた結果、自転車はよりマイルドなクロスバイクにし、カメラもより軽量コンパクトなNikon Z fcをチョイスしてゆるりと走りに出かけることにした。我ながら懸命な判断である笑
それなら安全なのかと言われれば、こればかりは乗り手の人の意識次第かもしれない。
X(旧Twitter)のほうにもいくつかアドバイスのようなコメントをいただいたけど、自転車と写真撮影のどっちにも気を取られてしまいがちだったり、カメラを直接背負うよりは鞄に入れて移動したほうが外気から機材を守れるなど、みんなそれぞれ工夫している。
じぶんの安全なスタイルに合わせて楽しむことがなにより大切だ。僕も車通りの多いところはなるべく避けるし、カメラで撮影するポイントも人っ気のない周囲に迷惑がかからない場所であることが前提だ。
そうやって安全な環境に持ち出せば、小型軽量のNikon Z fcは実に快適だ。RICOH GRなんかよりは少し大きくはなるものの、いざという時にファインダーがのぞけるのはやはり撮影の幅がひろがる。
シャッターフィールも実に小気味いい。最初は少し物足りなく感じたのだけど、兄貴分のZfと撮り比べると、そのZ fcのライトさが際立つというか、本当にその名の通り「カジュアル」な気分にさせてくれる。
現在のカメラ価格のなかでも最高にコスパもいいから、自転車に限らず、いろんなシーンで気負いなく持ち出せるスナップ機として、こういうカメラが一台あると実に休日が楽しくなる。
というわけで、夏休みの朝に、自転車とカメラをチェンジした話を日記として書き残しておいた。何年か後に振り返ると、個人的には懐かしい記憶になるのではと。ブログを読んでくれた人にはあまり関係ない話かもしれないけど、いちおうGFXとZ fcの備忘録ということで。
さて、明日から明後日にはマップカメラさんから30周年モデルのシングルコートのノクトン Xマウントが届く。夏休みの後半は、ノクトンとX-Pro3に没頭したい。
★今日の注目商品をチェック!