Nikon Z fc

Nikon Z fcには軽いレンズをつけてヒラヒラと。

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Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR

きょう、2022年8月5日は「Nikonのいちばん小さく軽いZ」Nikon Z 30の発売日ということで、僕もなんとなく小さく軽いZで撮りたくなり、Z fcに標準ズームレンズをつけて少し散歩してみた。

いやあ、やっぱり「軽いは正義」というか、特にこの酷暑の夏はできるだけ機材は軽いほうがありがたい。まず、カメラを持って出かけようという意欲が湧くし、実際、首から下げて歩くには、このZ fcと標準ズームは苦にならないギリギリの重さな気がする。

Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR

僕はふだんは、Z fcにはVoigtlanderのULTRONをつけることが多いけど、マウントアダプターとULTRONを装着するとなかなかの重さになる。軽すぎるとも言われるZ fcがちょっと重みが増すのはなかなか味があるんだけど、夏はそうも言っていられない。

その点、この標準ズームは「水を得た魚」じゃないけど、本来のZ fcのコンセプトを体現する軽やかさがとにかく気持ちいい。明るいレンズじゃないから、大きなボケを期待する撮り方にはならないけど、その分、劇的に軽さを実感できる。

Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR

機材が軽いと、やっぱり気分も軽くなるから、もう一歩が踏み出せたり、何度となく立ち止まることにも躊躇しなくなる。スナップで撮り歩く時は、そういう精神的な面もすごく大切な要素だなとつくづく感じる。

Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR
Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR

そして、このレンズ、またよく写るのである。僕はよく焦点距離50mm、つまりフルサイズ換算で75mmにズームして撮るんだけど、その時の開放値はf6.3で、適度に絞られた状態でシャッターを切ることになるんだけど、その絞る効果もあって実に端正な描写を見せてくれる。

Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR
Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR

こういうレンズで撮ると、ふだんの明るい単焦点レンズも少し絞って撮るほうがいいかも、といつも思ったりする。f値の暗いレンズはその分フォルムをコンパクトにできる良さもあるから、スナップには軽さとコンパクトさ重視でレンズを選ぶというのも得策だったりするのだ。

Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR
Nikon Z fc, Nikkor Z DX 16-50 VR

僕にしてみれば、このZ fcと標準ズームの組合せでも十分軽いけど、きょう発売になったNikon Z 30はもっとコンパクトで軽いということだろうから、値段も手頃だし、Vlogカメラとしてはもちろん、夏用の軽いスナップカメラとして使うのも相当アリなんじゃないかと思う。

カメラは不思議なもので、なにか制約があっても撮ってるとその癖の範囲の中で工夫して撮るようになる。その工夫する感じがまた楽しいし、その気分が大きなカメラに負けない一枚を撮らせてくれたりする。

どうしてもカメラと外出するのが億劫になるこの季節、軽いカメラやレンズを手にして一歩を踏み出してみるのはどうだろう。もしかしたら、出かけたからこそ撮れる忘れられない一枚と出会えるかもしれない。

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