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今朝、ふと思ったことがあって、下のようなツイートをしたんだけど、なんかその続きみたいなことをブログに書いておこうかなと思って。
普通のご家庭は、カメラ1つにレンズ2本(レンズキット)とかが普通じゃないだろうか。
その日の気分や撮影シーンによってカメラを変更するなんて発想はないと思う。— 記憶カメラ (@KiokuCamera) December 29, 2021
やっぱり「趣味のカメラ」になっていかないと、なかなか広がらないよなと。この話に結論は無いです。独り言です笑
— 記憶カメラ (@KiokuCamera) December 29, 2021
考えてみると、カメラで写真を「楽しむ」ひとが一人でも二人でも増えるといいなと思ってこのブログを書いていることもあって、そういう意味では「カメラを本格的にやっていないひと」に向けて文章を書いている意識がある。
でも、これはなかなかむずかしい。
なぜなら、カメラを本格的にやってる人はTwitterなんかでも繋がりやすいけど、潜在意識として「カメラやってみようかな」とか「写真をもっと本格的に楽しみたいな」という人は、その存在も潜在的であって、声をかけようにも一体どこにいるのかが分からないのだ。
そんな状況をインパクト高く打破しようとしたのが、Nikon Z fcなんじゃないかなと。
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目が覚めるようなクラシックスタイルで登場したZ fcは、2021年の夏、ちょっとしたブームを巻き起こした。
往年のフィルムカメラ、Nikon Fm/FEシリーズを模したスタイルで出すということであれば、普通ならNikon Dfと同じように長年のニコンファンへ向けてフルサイズの本格機を出すのが定石だと思うけど、それをニコンはAPS-Cのビギナー向け機として出してきた。
ここに、今さらながら、ニコンが「趣味としてカメラを楽しむ人を本気で増やしたかったんじゃないか」と感じる。
そのためには、なにか開発意図を長々と語らないと伝わらないものじゃなくて、見た瞬間に普通の人でも心が鷲掴みされる相当強いインパクトが必要だった。
製品で、一瞬で語ろうじゃないか。
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というのが、Z fcの登場だったと思うんだよね。いや、冷静に考えると凄いことだと思う。世間的にはカメラ産業やニコンの危機が囁かれるるような状況下にあって、「趣味としてのカメラ人口を増やすべきだ」と考えたわけだから。
僕の憶測の域は出ないけど、でもそういう心意気を感じる強さはたしかにあった。その後にNikon Z9が出たことは偶然ではないんじゃないかな。本気で世の中の流れを変えようとしてきてるんだな、あの会社は。
僕は製品スペック的なことよりも、そうしたカメラメーカーが考える強い意志みたいなものに惹かれ、そのカメラに注目するところがある。けれど、趣味のものって大抵、そうしたヒストリーにまで心奪われるものなんだよね。
年末年始は、ひとが「新しいこと」へ挑戦してみようと考える数日間。この間に、カメラを趣味にして写真を撮ろうと思う人が、一人でも二人でも増えるといいな。僕もいろいろ考えよう。
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