FUJIFILM X-T5 レビュー

あるレンズと写真家さんの作例で見えてきた、僕のX-T5の次の活かし方。

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FUJIFILM X-T5

僕の中ではずっと「小さく軽い写真機」として位置付けて使ってきたFUJIFILM X-T5。そこへ昨年末、中身はほぼ同じでより軽量コンパクトなX-T50を迎え入れ、僕の中ではある意味「小さく軽い」の役割はX-T50へとシフトしていった。

とはいえ、防塵防滴性能など、より本格志向で仕上げられたX-T5を手放すつもりも毛頭なく、「次のX-T5の活かし方」を妄想する日々を送っていた。

そんなところに、ある一本のレンズの発表と、そのレンズを使って撮られたある写真家さんの作例を目にした。

新発表されたAPS-C用ズームレンズ、
SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS CONTEMPORARYを使って撮られた写真家・大門美奈さんの作例記事である。

この記事を見た瞬間、決して大袈裟ではなく軽い衝撃を受けた。もちろん最初はその性能が気になってSIGMAの公式サイトをのぞいたのだけど、その製品情報から導かれたこの大門美奈さんの作例に、脳天を撃ち抜かれた気がした。

いや、それは大門美奈さんの撮る視点や技術が凄いのであって、同じレンズを使ったからといって僕に同じような写真が撮れるわけではないが、でも「こんな写真がじぶんでも撮れるようになりたいな」という強い好奇心が芽生えたのだ。

写真はSIGMA 公式HPより

この作例たちは、大門美奈さんはSIGMA fp Lで撮られている。僕もfpを持っているので自動クロップでAPS-Cズームレンズを使うことも考えたが、そう、僕はこのレンズこそ、FUJIFILM X-T5につけてみたいと考えたのだ。

もともと35mm判換算で24-450mm相当の画角で実に幅広いレンジで使えることが魅力のレンズだが、X-T5はさらに2倍のデジタルテレコンも使え、そうすると900mm相当の超望遠としても利用できるんじゃないかと。

写真はSIGMA 公式HPより

X-T50より安定感のあるサイズのX-T5には、そうした最新の高倍率ズームと組み合わせて万能性能を最大限に活かすのがいいんじゃないか、と考えたのだ。

もしX-T50を迎え入れていなかったら、X-T5には引き続きコンパクトな単焦点をつけて小型軽量のスナップ機として楽しんでいたと思うが、X-T50とX-T5という中身がほぼ同じな2台が手元に揃ったことで、X-T5の次なる使い方、活かし方が見えてきたのだ。

SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS CONTEMPORARYの発売日はまだ先で、XマウントについてはLマウントよりも1ヶ月ほど遅れて2025年5月頃発売予定というのが、現在の公式の最新情報だ。

予約受付もまだ始まっていないので、そこはSIGMAからの公式アナウンスを待ちたいと思う。まだ手にしていないレンズのことなので僕が言及できることはほぼ無いが、そこはぜひ大門美奈さんの作例と製品情報などをじっくりとチェックしてもらえればと思う。

じぶんなりの「次なるX-T5との過ごし方」がちょっと楽しみになってきた2025年春。ちょっと違う一年にもなりそうで、心静かにワクワクしているところである。



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