Leica M typ240 レビュー

可変NDフィルターは、明るいレンズをこうも楽しくしてくれるのか。

アフィリエイト広告を利用しています
Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95

レンズの前面がブラックアウトされているのは、そう、NDフィルターを装着しているからだ。数日前にMitakon Speedmaster 50mm f0.95を手に入れたことをブログに書いたけど、さすがにこれだけf値が明るいと、開放で楽しもうと思ったら日中はまず無理なのだ。

せっかくの明るいレンズだから、なるべく開放で撮りたいから早朝にカメラと散歩に出かけるわけだけど、季節も4月になると太陽光線はすぐ強くなる。ISO100でもすぐにシャッタースピードが足りず露出オーバーとなるのだ。

それでも日陰なんかを見つけながら撮り歩くと、ちょっと強引めに開放で撮れるんだけど、どうせなら四六時中f0.95で撮りたいと思わせるのがこのレンズの楽しいところ。

Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95

というわけで、NDフィルターを装着することにしたのである。NDフィルター自体は初めての経験ではないが、面倒くさがりの僕はこのフィルターの付け外しとか交換が正直、撮影リズム的にも好きではない。だったらということで、初めての「可変NDフィルター」を注文してみたのである。

当然ながら可変NDフィルターの知識などないから、ひとまずちょっとだけネット検索などして、分からないなりにもこんな感じでいいんじゃないかと選んだのが、K&FのNANO-Kシリーズのもの。正式にはAmazonには〈K&F Concept 67mm ND2-ND400 可変NDフィルター 減光量調整 9段階調節可能 レンズキャップ付き 光学ガラス 18層コーティング 薄枠 クリーニングクロス付き 動画撮影に最適(NANO-K シリーズ)〉と表記されていた(長い笑)。

Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95

詳しくは以下にAmazonリンクを載せておくのでそこを見てほしいが、要はこれ一つあればND2からND400までNDフィルター効果を「可変」して使用することができる。2枚のフィルターを掛け合わせているらしく、それによるX状のムラが出たりもする性質が見受けられるらしいが、このK&Fのフィルターはそのあたりもできるだけケアしてある…ということで、値段も手頃だし、これにしてみた。

フィルターはもちろん、描写に影響を及ぼすある意味繊細なアイテムでもあるので、僕は初めての可変NDフィルターということもありコスパで選んだけど、値段や性能も各製品でピンキリなので、そこはそれぞれの思考で必要なグレードのものを選んでもらえればと思う。

Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95
Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95
Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95

で、描写のほうだけど、これはいまのところ、もう便利すぎて楽しいということに尽きる。先に書いた通り、開放だとシャッタースピードが足りなくなるところを、この可変式のNDフィルターがあれば、フィルター交換することなくレンズ前部のダイヤルをその都度、少しずつ回していけばずっと開放のまま撮り続けられる。

こんな明るい屋外で、開放f0.95のまま撮れるのは、ちょっと魔法のような感覚になる。かつて見たことない世界なので。その描写が良いとか悪いとかはひとまず置いといて、この未知の世界観を垣間見るだけでも、超明るいレンズと可変NDフィルターを体験する価値はあるんじゃないかな。個人的には軽い衝撃を受けた。

Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95
Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95
Leica M typ240, Mitakon Speedmaster 50mm f0.95

まあ、興奮してるのもあってピンが来ていないものもたくさんあるけど、ある意味そのままここにも載せておいた。レンジファインダーで遠景の薄いピントを合わせるのはなかなかシビアだけど、僕はなるべくならレンジファインダーでライブビューは使いたくないタチなので(なんか負けた気がするから笑)、ちょっと強引に二重像合わせでがんばろうかなと。そのほうが楽しいので。

まだレンズもフィルターも使い始めたばかりだから、きょうのところはまずは使ってみた最初の使用感と、乱暴ながらもひたすら撮ってみた開放の写真を備忘録として貼っておいた。いろいろ、じぶんなりに気づきや課題もあったので、そのあたりは引き続きシャッターを切りまくってクセを掴んでいきたい。しかしこれ、楽しいぞ。




関連記事