Summar 50mm f2, FISON hood

何年ぶりかな、僕のもとへズマール〈Summar 50mm f2〉が帰ってきた。一日遅れのささやかやメリークリスマスである。

以前使っていたズマールはあまり程度が良くなかったこともあり、なにかの拍子に下取りで手放してしまっていたんだけど、その描写がなかなか忘れられなくて、実はずっといい出会いがあれば買い戻したいと考えていた。

で、これならいいかもという個体に奇遇にも巡り会い、めでたくクリスマス付近で手に入れるに至ったのである。以前の相棒より程度もよく、これはおそらく生涯の友になるだろう。

Leica M typ240, Summar 50mm f2

古いレンズというのはほんと一期一会で、気に入った個体に巡り会うのは、もはや運とタイミングというしかない。僕でいえば、GR IV HDFの抽選に外れたり笑、Canonのキャッシュバックが帰ってきたりで、よしいまが買う時だろうと。

そこから自室のどこかにあるLMリングを探し始めたり、エルマーにつけていたフードFISONをVALOOにチェンジして、ズマール用のFISONを用意したりと、久しぶりに部屋の中で右往左往していた笑

ズマールの正式なフードはあの巨大なモノがお馴染みだけど、僕は以前からFISONがコンパクトで気に入っていて、好んで使っていた。そう、スクリューマウントのエルマー用のフードFISONはズマールにも装着可能なのである。

Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2

ズマールは基本、ノンコーテイングのものが大半で、僕のもコーティング無しの個体なので、やはりそこはフードがあったほうがいい。フィルターはつけたくないから、ぶつかり防止の意味もある。そして、鼻先がコンパクトなフォルムも気に入っている。

描写はもう、見ての通りである。少ししか試し撮りしていないからアレだけど、その後に登場した沈胴ズミクロンなどともひと味違った開放付近のゆらぎの妙は伝わるんじゃないかと思う。

Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2

そうそう、これだ、この感じだ、とズマールとの再会を噛み締める感じは、まさしくメリークリスマスな感じだった。まあ、私事の極みのような話で申し訳ない。

しかし、これでズミクロンやエルマー、カラスコなんかの出番はおのずと多少減ると思う。それだけがレンズを追加するときのちょっと後ろめたい気分だったりするが、上手くローテーションしながらそのあたりは楽しみたい。

Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2
Leica M typ240, Summar 50mm f2

それこそM typ240もズマールもかつての機材が手元に戻ってきたわけだが、個人的にはtyp240のセンサーとズマールの相性もいいんじゃないかと感じていて、この組合せの写真の世界に僕はずっと後ろ髪をひかれていたのだろう。ほんと進歩がなくてアレなんだが、好きな描写とはそう簡単には変わらないのである。

これで2025年もおだやかに締めくくれる。そして、数日後にやってくる2026年も楽しみが増えた。思い出とは写真だけじゃなくて、それを共に紡ぎ出した機材たちにも及ぶのである。そして、それはじぶんにしか分からない密かな歓びであり自己満足なのだが、それが趣味のカメラの醍醐味だったりするのだ。