Leica M typ240 レビュー

Leica M typ240に眼鏡付きズマロン Summaron 35mm f3.5をつけてみる。

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Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5

連日懲りずにLeica M typ240にいろんなレンズを装着して試している。いろんなレンズといっても、僕が使用するのは基本、フィルムライカのM3用に所有しているレンズたちだから、特段新しいモノはない。

今朝、装着したのはタイトルにも書いた通り、眼鏡付きズマロン35mm f3.5だ。ライカM3が基本、焦点距離50mm用に作られたカメラなんで、手にした初めてのライカがM3だった僕は、その時点で50mm人生を歩み始めたわけだ。

でも、M3でも焦点距離35mmで撮ってみたいという欲望が大抵誰にでも浮かんでくる。そんな人のために用意されたのが、この眼鏡付きというギミックを伴ったSummaron 35mmである。

Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5

M型デジタルはM3と違って35mmのブライトフレームもあるから、なにも眼鏡付きレンズで撮る必要もないのだけど、そこはM3のオマージュだからいいのだ笑

ズマロンは明るいわけでもないし、なにか際立った個性がある開放描写とかでもないのだけど、なんか味がある。もうごめん、語彙力が乏しいので言葉で説明するのが僕には困難だが、同じ開放値のエルマーよりもなんだかエモーショナルなゆらぎが混じる。それが案外クセになるレンズだ。

Leica M typ240も現行M型デジタルと比べるといい感じで甘さが残る描写だから、その相性もいいのかもしれない。M8で撮った時もそう感じたから、やはりヴィンテージ感のある描写と合うのだろうと個人的には考察している。

Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5
Leica M typ240, 眼鏡付き Summaron 35mm f3.5

まあでも、このレンズを使う楽しさは、やはりこの独特のシルエットであろう。この強引とも言える、でもどこか愛嬌のある道具に徹した姿みたいなものに、なんだか気分も癒される。きのうのブログにも書いたけど、機材もまた、写真という思い出の一部。尊いのだ。

僕の場合はフィルム機とデジタル機をシームレスに行き来するのが楽しいので、こうしてマウントが共通であったり、アダプターを介して時空を超えたレンズ描写を味わうのが実に楽しく、日々の写真撮影のスパイスになっている。

現行の新製品レンズなどを買ってカメラ産業の経済を回さなきゃなどと思うこともあるが、まあ時代にフィットしていないこんな写真愛好家もいるということで、あたたかく見守ってほしい笑。そう、所有している機材でまだまだ試してみるいないことがたくさんあるのだ。人生は忙しいのだ笑

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